日経平均株価の推移
失われた30年を経て、
日経平均株価が4万円の大台を突破したのは先月3月でした。
日銀もマイナス金利を解除して、春闘の賃上げも軒並み良い数字。
これから日本経済はどこまで成長していくんだとニュースになったのが3週間ほど前でしょうか。
日経平均株価日ごと推移
しかし、最近の日経平均株価は芳しくありません。
前日比マイナスの日が多いです。
3月29日からの日経平均終値の推移です。
月日 株価 前日比
3月29日 40369.44円 +201.37
4月 1日 39803.09円 ▲566.35
4月 2日 39838.91円 +35.82
4月 3日 39451.85円 ▲387.06
4月 4日 39773.14円 +321.29
4月 5日 38992.08円 ▲781.06
4月 8日 39347.04円 +354.96
4月 9日 39773.13円 +426.09
4月10日 39581.81円 ▲191.32
4月11日 39442.63円 ▲139.18
4月12日 39523.55円 +80.92
4月15日 39232.80円 ▲290.75
4月16日 38471.20円 ▲761.60
4月17日 37961.80円 ▲509.40
3月29日と4月17日を比較すると、
▲2407.64円の下落です。率では6%の下落です。
前日比を勝敗で見てみると6勝8敗で負け越しています。
勝率は.428です。
最近2週間の数字だけを見ていると、
「やっぱり投資はこわい」
「自分の資産が1円でもマイナスになるのは嫌だ」
と考えてしまうかもしれません。
日経平均株価月ごと推移
今までは毎日の株価の推移を見ていました。
では月ごとの株価の推移を見てみましょう。
月日 株価
9月29日 31857円
10月31日 30858円
11月30日 33486円
12月29日 33464円
1月31日 36286円
2月29日 39166円
3月29日 40369円
4月17日 38471円
半年前の9月末と4月17日を比較すると、
日経平均株価は6614円上昇しています。20%の上昇です。
しかも株価はほぼ毎月のように上昇しています。
日経平均株価月ごと推移
次に年ごとの株価の推移も見てみましょう。
年 株価
2018年 20014円
2019年 23656円
2020年 27444円
2021年 28791円
2022年 26084円
2023年 33464円
2024年 37961円 (4月17日)
6年前の2018年と比較すると、
日経平均株価は17947円も上昇しています。89%の上昇です。
約2倍の上昇ということです。
しかも、皆さんのご記憶も鮮明だと思います。
2020年2月から日本でもコロナウイルスが流行りだし、
2020年3月に学校が休校、4月に緊急事態宣言となりました。
経済が止まったコロナウイルスの感染があっても
日経平均株価は上昇しています。
ちなみに日経平均株価は、
2005年は16111円、
2011年は8455円です。
現在の株価は2011年と比較すると4倍以上も上昇しています。
上がることもあれば下がることがあるのも株価
当たり前のことですが、株価は上がりもすれば下がりもします。
信用取引などでデイトレードをする方はその上がり下がりに敏感にならなければいけません。たった1円の値動きで損益が大きく変わってしまうからです。
しかし普通の方ならば、毎日の株価の上下動に一喜一憂する必要はありません。一喜一憂したくないので株価は見ないという方もいるかもしれません。
株価を見ないというのは極端かもしれません。
少額でも投資をしているならば毎日の日経平均株価と円相場くらいはチェックした方がよいでしょう。
しかしその値動きに一喜一憂する必要はありません。
株価が上がっているならば、
「そうなんだ、よかったね
このまま上昇を続けるならば少しだけ売って利益確定をするか、
まだまだ上がるからちょっと下げたタイミングで買い増そう」
株価が下がっているならば、
「あらま、それは残念
もう少し下がれば買いのチャンスかもしれない」
と考えればよいのかもしれません。
投資とは長い時間軸で考えて取り組むことです。
長い期間とは少なくとも2~3年と私は考えます。
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