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気になった、あちらのサイエンスニュース【4/17】蒲田くんはフィジカルエリート。

俺たちはふんいきで科学をやっている。
コーエー信者の私が気になった、海外のサイエンスニュースをクリップしています。



数兆にものぼるセミの大軍団が襲来。

何兆匹ものセミ軍団が、地中から出現しようとしています。これらのセミは13~17年ごとに地中から這い出し、ジェットエンジン並みの騒音を出す。場所はアメリカのイリノイ州。大変なことやで。

セミは3400種いると言われますが、そのうち9種のセミ軍団が、いったん地中に隠れた後、再び姿を現すという習性を持っています。

彼らは、13年または17年ごとに周期的に活動するのですが、今回は「ノーザン・イリノイ」軍団と、「グレート・サザン」軍団の2つが同時に地上にやってくるのだとか。

数兆にのぼるセミが一斉にミンミンと鳴き始めるわけです。夏休みの思い出なんてヌルイもんじゃない。まさに地獄のような様相でしょうね。


3億7500万年前の化石魚が、進化の秘密を解き明かす。

シン・ゴジラで、蒲田くんが蒲田に遊びに来たとき、生物学者の人は「自重で潰れるので、上陸はない」と言ってました。しかし実際には、蒲田くんは上陸して大暴れ。

まぁ、上陸しないと映画にならないわけですが。

ペンシルベニア州立大学の生物学者は、手足のある脊椎動物に最も近い親戚のひとつである3億7500万年前の化石魚、ティクタリックの骨格の復元を完成させました。

魚が地上に進出する際の大きなポイントは、いかに自分の体重を支えるか。
この復元によると、ティクタリックの肋骨は骨盤に連結しており、体を支える重要な役割を果たしていたそうです。これにより、脊椎動物の進化と陸上への移行についての研究が大いに捗りそうだということ。

蒲田くんが、鎌倉くん→品川さんへと進化できたのも、立派な骨格のお陰なのでしょう。やっぱ、フィジカルって大事なんだな。


個人情報をゲットしたAIは、あなたを簡単に説得できるかもしれない。

EPFLの新しい研究によると、GPT-4は個人情報にアクセスすることで、チャットで討論した人間を簡単に翻意させることができるようです。

EPFLの実験は以下の通りです。
820人の対象者を、次の4つのパターンに分けてディベートを行わせました。

①個人情報をゲットしたAIと、人間のディベート
②個人情報をゲットしていないAIと、人間のディベート
③個人情報をゲットした人間と、人間のディベート
④個人情報をゲットしていない人間と、人間のディベート

結果、①個人情報をゲットしたAIが最も説得力が高く、81.7%の確率で相手の人間との同意が高まりました。
因みに②個人情報なしでも、AIは人間よりも優れていましが、その効果ははるかに低かった。
また、③人間は個人情報をゲットしても、それをあまり活用できなかった、という結果となりました。

AIは個人情報を効果的に利用し、マイクロ・ターゲティングによって、自分の主張を相手に合わせて調整していくそうです。
いやぁ、すごいですね。

もしかしたら、パンドラの箱はすでに開いているのかもしれません。
あなたが今日買った服、食べたご飯、バカンスを計画している旅行先。
それは本当にあなた自身が決めたものなのでしょうか?

そんな疑問を人類が抱く日も、そう遠くない気がします。


注意:ふんいきで書いてます。


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