私、結構傷ついてたんだ

ある仕事を引き継いでもらうことがあって、引き継いでくれると言っていた人の、何気ない一言が、ずっとわだかまっている。

その時は、決めなきゃいけないこともあったし、事を荒立てないように、何なら、ちょっと怒ってくれているボスとその人が、険悪にならないように、会話を持っていったりした。
いや、もしかしたら、これ以上の否定的な言葉が、その人から出てくるのを聞きたくなかったのかもしれない。
聞こえないふりをして、その場は終了した。

きっと、これは、ホルモンのせいだ。と思ったりした。
私はそこから離れて、引き継いでもらう立場だから、なんにも言えないと思っていた。

ネガティブな気持ちは、前に進めないから、今を大事にしようとした。

でも、昨日、夢を見て気づいてしまった。
それは、仕事の仲間が沢山いて、何故かみんなの前で、毎日のルーティンである絵本の読み聞かせを紹介するというもの。
読もうとするが、何故か同僚役の古田新太から、もっと違うのがいいと言われたり、上手くページが出てこなかったりする。焦りながらも必死で読もうとしたとき、同僚役の石原さとみが、聞いてる別の人に大きな声で話しかけてきて、そこで私はブチギレる。
「今、読んでいるよね?なんでそこをあえて遮る言い方するの?回ってこっそり耳打ちするとかさ、もっとやり方あったよね?!」

ブチギレながら、私は泣いていた。
泣きながら、夢から冷めた。

夢から覚めながら、ああそうかと、わかった。

私は、自分が大事にしてきたものを、否定されて悲しかったんだ。
決して派手ではない、コツコツと、でも確実にお母さん達に届くように、心を込めてやってきたことを、否定するその言葉に傷ついたんだ。

その人が、負担ならばやらなくていいし、やりたくなければ他のことをしても良い。引き継ぐと言ったからには、やるのが当然だと思っていたけど、自分のカラーを出したかったら出しても良い。

でも、今までのことを否定するような、一言は、余計な一言なんじゃないかな。
こちらは、なにも考えずにやってきたわけじゃなくて、利益とかじゃなくて、それが必要だと思ったからやってきたんだけどな。そして、そこに意味はあって、助かったお母さんたちはたくさんいたんだけどな。

ボスが怒ってくれたけど、私も説明したけど、全然響かなくて、悲しかったんだな。

あんたのせいにして悪かったよ、ホルモン。
これは、傷ついたと言って良かったんだ。
引き継ぐと言ってくれたから、私は離れたのだ。なんの負い目があるというのだ。あんな言い方しなくたっていいじゃないか。

夢の中のようにブチギレられたら良かったけど、きっと、そうはしないだろう。
その人に、直で言うことはないかもしれない。その人が不利益を被らないようには、していくつもりだし、お母さんたちには決してさとられないようにできる自信はある。

でも、見過ごしもしないぞ。この気持ち。無理に、その人のことを好きになろうともしない。その一言を許しもしない。

私自身の気持ち、それが良いねと言ってくれたお母さん達の気持ち、それを否定するような言葉が、やっぱり許せない。

許せなくても良い。
傷ついてもいい。
怒ってもいい。
愚痴ってもいい。
泣いてもいい。

こうやって、言葉にして、吐き出して、
明日からの毎日を、大事に暮らしていこう。





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