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【話をしておけばよかった】遺族会で終活について講演を行いました

こんにちは。さんホールディングス公式noteです。

公益社ではご遺族の悲しみによりそう遺族サポート「ひだまりの会」を運営しておりますが、全国には様々な遺族会があり、お声がけいただいてお話をさせていただくこともあります。

今回は少し前の話ですが滋賀県にて「きらら会(がんで家族を失った自助グループ)」の勉強会で
『2022年度がん患者遺族のためのグリーフケア講座-グリーフ時でも知っておきたい基礎知識』
を公益社カスタマーサービス部の山口がお話させていただきました。

例えば大切な方を失い、悲しみにくれていてもやらなければいけない手続き等があること、その「お墓」や「遺品」に関して生前に話し合っていたらその問題は軽くなること

などです。

例えば

「病気になってから気が引けて話ができなかったけれど、お母さんの何がどこにあるかわからない、、、」

「離れて暮らしていたから何が大切なものなのか、わからない、、、」

「しっかりしていた分、まかせっきりでどうしたらいいかわからない、、、」

など。これは本当に元気なうちに、または病気になってからであっても、前もってお話ができていたら、どうしたらよいかが、すっきりするかもしれませんね。

例えば大切にされていた骨とう品をお元気なうちにその骨とう品を好きな方にお譲りできると親御さんもうれしいです。
一方でとても価値がある大切にされていたものも、遺された家族はその価値がわからないまま捨ててしまうことになるかもしれません。

また別のケースでは
「亡くなった人の持ち物を処分するタイミングはいつ?」

というのもあります。
大切なご家族だから処分するのは少し心が痛む、、、というケースもあれば
早めに買取サービスを依頼したことで思い出の食事を一緒に取れました、
ということもあります。
いつが適切、ということはありません。
もう少し思い出の品と過ごされてもいいですし、ご遺族のタイミングでOKです。

そんなときもお元気なうちにお話されていると例えばお母さまから娘さんに
「このアクセサリーは昔結婚のときにおじいちゃんのお母さんにいただいたものなのであなたにあげる」
であったり、おじいさまから子どもやお孫さんに
「この本棚の本は実は専門に学ぶ人には価値のあるものなので、大学などに寄贈してほしい。そんな手続きをするパワーがなくてそのままになっていたけれど」
など会話をすることで
大切な方の大切なものが次に生かされます。

他には皆さんが注目したのは昨今増えているパソコン、スマホのパスワードの話です。
paypay等電子マネーの利用が増えたり、大切な情報(写真、memo等)をスマートフォンに保存しているケースが多いです。
「大事な資料はパソコンに入れておいたよ」と言ってくれたのはいいですが、そのPCを開くためのパスワードがわからない、、、、ことも。
終活の一つに「各種パスワードの伝達」というのもあります。

そのような話をしたことで参加者の皆さんも
「ご遺族にとってかゆいところに手が届く内容でした。本当にありがとうございました。さすが公益社さんですね。お葬式だけの会社じゃないことがよくわかりました。」
であったり
「葬儀だけの会社じゃないんですね。葬儀の後のことなど全くイメージできないので支えてもらえて助かりますね
など感想をいただきました。
この様子は毎日新聞でも記事掲載いただきました。
ありがとうございました。

笑って話せるうちにお話することで思い出は増えますし、実は伝える方も受け取る方もどちらも気持ちに余裕が増えます。

亡くなられた方のものの整理をしながら思い出話をすることもグリーフケアになりますが、ぜひ大切な方とできるときにいろんなお話をしてください。

#終活 #グリーフケア #親孝行

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