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結局ポジティブ~菅和範と、思考~

栃木史上最強のポジティブについて

この時期は、嫌いだ。いや、大嫌いだ。だって、1年間、共に闘った選手が移籍したり、ピッチを退くからだ。

あまりの悲しさに、プチ家出をしたことがある。妻には内緒だったけど。気が付いたら宇都宮線に揺られ、予備校時代に通っていた大宮にいた。

何をするわけでもなく、マルイをボーっと眺めていた。妻からの着信があったけど、嘘をついてしまった。今、「取材だから」って。ホントは県外で黄昏ていたのに。

それほど、サッカーカレンダーの秋から冬は悲しいのだ。もちろん、悲しいだけではない。

テゲバジャーロ宮崎の達也君(小野寺達也選手)のJ3参入、FCティアモ枚方の武さん(武田博之選手)のJFL昇格。宏太君(水沼宏太選手)のACLでの活躍などなど。栃木を去っても、ピッチで活躍する選手はいる。

そうそう、レオこと、盛礼良レオナルドと、バリさんこと小針清充さんはビーチサッカーの日本代表候補になっている。栃木に縁のある選手が日本の代表に!選ばれたら、こんなにうれしいコトはない。

一方で、悲しい知らせがないわけではない。さっき触れた武さんは引退!武さん、浩二さん(廣瀬浩二選手)、ノリさん(山形辰徳選手)の同世代トリオの中で、武さんはずーっとGKという専門的なポジションだけに、現役でいると思っていたけど…ゴールマウスを離れることになった。

あ、そういえば、西岡君(西岡大輝選手)も引退だ。栃木時代には、とってもお世話になった。その知らせを聞いたときには絶句して、思わず本人のTwitterにメッセージを書き込んでしまった(返信ありがとう!)。

メッシがバルセロナを去るコトを半ば決断し、ジダンが古巣レアルの監督の椅子を譲るかもしれない。時間は止まることなく流れている。

それは世界共通で、止めるコトはできない。

だから、菅和範も引退するのだ。

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