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#令和の怪物

プロローグと第一章は、なんか読んでて苦しかったなあ。やっぱり、たかが甲子園と思うわけで、それに向かう当人たちは熱くなっていいけど、周りは冷静でいるべきだったよなと。

國保監督が誰よりも佐々木朗希の状態がわかっていたわけで、それに対してとやかく言う筋はないんですよね。ノーサインにしても監督と選手の確執があったように描かれてるけど、監督の指示待ち自体が高校野球の問題点の一つだとも考えられるわけですよ…自主的に考え野球すればいいんじゃないかと。

決勝で登板した投手を五番手と位置付けたのは著者の主観でしかなく、國保監督からしたら佐々木朗希が投げない場合、花巻東への最善手だったわけで、それを勝負を投げたとするのも印象が悪いですよね。

甲子園がゴールの子とプロがある子が同居してるから、指導者は本当に難しいと思う。登板過多で体を壊した大野倫の教訓を関係者は常に頭に置いて生徒を見るべきだと思う。

色々な感情が出てくる本という点では良書だけど、柳川さんてこんな書き方してたっけ?と疑問を抱いた一冊でもありました。

佐々木朗希が無事に成長しているのは救い。
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