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自社所有の船で獲った鮮魚を、自社の飲食店や小売店へ!Vol.19

皆さま、こんにちは!

飲食事業と水産事業の両軸経営を進める弊社には、「辨天丸(べんてんまる)」という自社が所有する船があります。船の修繕や研修を経て先日、下田港より初漁に出航いたしました。船から送られてきた画像と共に、SANKOの漁業の取り組みをお伝えいたします。

薄暗がりのなか、出航する辨天丸

出航のとき、来たり

2023年5月、午前3時のまだ夜の闇が深いなか、辨天丸が本格操業に向けて海原へと出航いたしました。今後、この漁船「辨天丸」で獲った魚が、SANKOの「アカマル屋鮮魚店」や「寿司酒場まるがまる」などの各飲食店舗や、小売店の本八幡の鮮魚店「サカナタベタイ」に並び販売されます。

漁業の本格操業スタートにより、『とる、うる、つくる』を全てSANKOで行う、他社にはないオンリーワンのビジネスモデル『産地活性化プラットフォーマー』の礎が更に強固になりました。今後は自社船に提携船を加えSANKO船団を形成し、日本全国の産地と繋がり調達できる鮮魚を増やしていく予定です。

縁起ものの’初物’、初鰹が250㎏と大漁!

まだ夜の暗闇が続く明け方3時の船に乗り込んだ海の男たち。
SANKOの本格操業に向けて初舵を握り、下田港を出発して漁場に向かいます。初漁は一本釣りの初鰹。

「初物四天王」という言葉をご存じでしょうか。江戸時代に人々がこぞって手に入れようとした4種類の初物(初鰹、初鮭、初茸(松茸)、初茄子)です。なかでも代表的な鰹は、「勝男」という当て字から、勝つx男の組み合わせが、武家では重宝されていたようです。初鰹は脂肪分が少なくさっぱりとした味わい、秋の戻り鰹は脂ののった味わいと、違う楽しみが同じ魚でもあります。日本の海の恵みを、古人達は季節の移ろいとともに楽しんできました。旬のものをいただく贅沢を思い出したいですね。

日本の旨い魚を、食卓へ。

「漁師をなりたい職業にする」SANKOがやります!

水産事業に本格参入して以来、SANKOは「漁師をなりたい職業にする」をひとつのスローガンとして掲げてきました。魚離れが叫ばれ、後継者不足が続く日本の漁業はもう待ったなしの状態です。漁師がいなくなると、当たり前ですが、魚は獲れません。世界第6位の排他的経済水域をもつ海洋国家に関わらず、日本で獲れた魚が食卓に並ばなくなってしまうのです。

ただ日本では漁師になりたくても、その道筋は容易くはありません。漁師になるためには、小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許に加え、商売としての漁業には漁業権や自分の船など資格も資金も高いハードルがあります。SANKOには既に漁業権も船もあります。漁師に興味がある方には、道をご提示できるようになりました。

まぐろ解体ショーイベント(アカマル屋鮮魚店 府中店)

SANKOから、魚の美味しさ、楽しさを

自分たちで獲った魚、仕入れた魚をお客さまに飲食店でお届けするだけでなく、SANKOでは自社工場での加工も進めています。
まぐろの解体ショーなどのエンターティメント性の高いイベントも不定期に行っています。
あらゆるチャネルを使用して、水産事業を盛り上げていく、それが現在のSANKOです!









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