使い捨てない暮らしに取り入れたいお手入れの一つ「靴磨き」

毎日履く靴は消耗品のイメージも強いですが、お手入れをすればどんどん味わい深く変化して、修理をすればずっと長く履くことができます。

そんな靴との長い付き合いのためにできる靴磨きを、川越でご夫婦で靴職人をされているTSUIさんに教えていただきます！

さらに今回はTSUIさんからご提案いただき、足のサイズ測定もやっていただけることに。

案外自分の足のサイズって、知っているようで合っているのか分からない方も多いのではないでしょうか。

自分の足をきちんと知って靴を選べるようになれば、失敗することも減り、結局履かずにゴミになってしまうなんてこともなくなりますね。

まずみなさんに持ってきていただいた靴の紹介をしてもらいました。

社会人になった時に買った思い出の靴だったり、古着屋さんで一目惚れした靴、旦那さんの靴、友達が足に合わなくて譲ってくれた靴など様々。

たった一足の靴とはいえ、大事にしたいという気持ちが伝わってくる、なんだか微笑ましい時間でした。

道具ひとつひとつの使い方やクリームの特徴など、とても勉強になりました。

そして靴磨きがびっくりの連続！

自己流でやっていた方が多く、特に全員びっくりだったのは使うクリームの量。

あんなに少なくていいなんて...。

靴磨きをスキンケアに例えた説明は分かりやすく、たくさん塗るよりも汚れをきちんと落としてあげることが大切だそうです。

なるほど〜、本当にお肌と同じですね。

では実際に磨いていきます！

ブラシでささっとブラッシングして表面の汚れを落として、リムーバーで拭き取ります。ここが一番時間がかかりました。

縫製部分だったり、靴紐の部分は特に汚れが溜まりやすいですね。

そして半信半疑で小豆大のクリームをぬりぬり。

もっと塗りたい！となるけど厚化粧は要注意。

仕上げに最初とは別のブラシでクリームをささっと伸ばすように磨き上げて完成！

あんな少しの量のクリームでも、丁寧に汚れを落としてあげてから薄化粧で仕上げるとこんなにピッカピカ！

靴もこんなに綺麗になるし、どんどん愛着が湧くし、そして何よりお手入れの時間って無心になれるいい時間だな〜と思いました。

結構癒し効果ありです。

靴磨きの後は足のサイズ測定。

いつも靴のオーダーを受ける時は、まずこんなふうにサイズを測るそうです。

左右で足のサイズが違ったり、みんなでシートを見せ合うと足の形も人それぞれ様々で面白い。

そのサイズをもとに靴選びのポイントを教えてもらいました。

窮屈なのが嫌で大きめの靴を選んでいたという方や、中には足を大きく見せたくてという方も。

私も大きめを選びがち。そのためいつも靴の中で足が滑ってました。

最後はみなさんからの靴に関する質問コーナーに。

長く履くためにはお手入れ以外にも、毎日同じ靴を履き続けないことや、雨の日のことなどなど、どれも簡単ですぐ日常に取り入れることができることばかり！

自分でお手入れできる自信がつくと、靴の選び方も変わってきますね。

ちょっといい靴買おうかな。

自分のお気に入りの靴を磨く楽しい時間はあっという間。

磨いてピカピカになった靴を履いてすっきりとした表情で帰っていく参加者さんの姿が印象的でした。

今回WSを引き受けてくださったTSUIさん本当にありがとうございました。

普段WSなどはされていないにも関わらず引き受けてくださり、こんな素敵な会にしていただいて感謝でいっぱいです。

皮の色や靴紐、穴飾りなどひとつひとつ選んで、自分だけの靴をオーダーできます。丁寧な手仕事で作られる一足一足は、とてもかっこよく、これからずっと付き合っていく一足にピッタリです。

私はこのWSの後にブーツを注文させてもらいました。なんとなくイメージは持っていたものの、決まるまで1時間もかかってしまいました。

幸せな悩み。

完成まで約半年。楽しみに待ちたいと思います。

TSUI
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