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ちゃぶだい暮らしのはじまり

ちゃぶだいは、埼玉県川越市にある築100年以上の元肥料問屋の建物をリノベーションしたゲストハウス兼カフェ・バーです。

旅行ガイドには載っていない川越の街の楽しみ方ができたり、この街で暮らす地元の方とも気がついたら仲良くなってしまうそんな場所です。

店内は、元から使われてた立派な梁や、昔ながらの箱階段、実際に使われていた電話ボックスが置いてあります。

この空間にいると、当時の生活はこんな感じだったのかなーと想像したり、長〜い時間の流れを感じたりして、ついついぼーっとゆったりしてしまう、そんな空間です。

私はこの空間で働いていて、ふと冷静に、そんな昔のものを今も使うことができるってすごいなと思いました。

便利なものが溢れる現代の生活は、必要なものが安く簡単に手に入るし、新しいものがどんどん出てきて、まだ使えるけど買い替えたりと、ものを買ってから捨てるまでの消費スピードが速い気がします。

今新しく建てた建物は100年後残っているのかな。そんなことを思ったり。

この建物は10年以上空き家の状態が続いていたけれど、多くのボランティアさんや大工さんなどのお力によりちゃぶだいとして再び時間が流れはじめています。

ちょっと大袈裟だけど次の100年の歴史を作っている気がして、最近よく聞くSDGsじゃないけど、未来のために私たちにできる使い捨てない暮らしの工夫や、物のお手入れお買い物の仕組みなどを実際に手を動かして実践していきたいと思うようになりました。

そしてそれが普段みなさんが物を買ったり捨てたりする前に、一歩立ち止まって考えるきっかけになったら嬉しいなと思います。

とはいえ、宿やカフェの営業ではどうしても使い捨てのテイクアウトカップやおしぼりの使用など完璧にやろうとすると難しいのが本音。

でも何もやらないのではなくて、できることから少しづつ楽しみながらちゃぶだいらしくやってみたい!

ちゃぶだいの周りにはとても素敵な作家さんや農家さん、お客さんがたくさんいます。そんなみなさんの知恵をお借りして開催するWSやイベントを「ちゃぶだい暮らし」と名づけ、その取り組みを記録していきます。

少しでもいいなと思っていただけたら、ぜひ気軽にお店に遊びに来てもらえると嬉しいです。

ちゃぶだい Guesthouse &Cafe,Bar



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