「エッセイ」気付きと未確認生命体二種
朝起きたらメガネが無かった。
私は普段、裸眼で生活している。視力は両眼で0.7に若干届かないが普通に生活する分には何の支障もきたさない。老眼はまだ始まっていない。
「若ぶるな!」
と友達は言うが本当だから仕方ない。これは父の遺伝によるものだと思っているが、いちいち説明するのもメンドクサイから放ったらかしにしている(笑)
でも今朝はコンビニにどうしてもオレンジジュースを買いに行きたかった。どうしても……理由は一つ、二日酔いだったから(泣)
口の中は既にオレンジジュースになっていた。
直ぐ近くにコンビニはあるが、今朝は激しい雨が降っていて歩いて行くには厳しい距離だ。車を運転する為にはメガネが必要だった。
バッグの中には「メガネケース」しかない。車の中のダッシュボードを探しても見つからない。
諦めて胡麻麦茶(シブいぜ)を飲もうと冷凍庫から氷を取り出そうとした。
「あら、こんなところにいらっしゃったのね」
メガネは綺麗にフリーズされていた。
顔を洗おうと洗面台に向かった。
電動歯ブラシの充電器にいつもの歯ブラシが乗っていなかった。
「あれれ?」
洗濯機の底に歯ブラシが放り投げられていた。
「充電してない電動歯ブラシは、ただの歯ブラシだ!」
玄関の靴は無惨に荒らされている。
花柄のトイレットペーパーはクルクルだらりと長ーーーくトイレを占領していた(未使用だから)
どうやら私以外の誰かが我が家に潜入したらしい。
誰だ?
小人さんの仕業か?
ダーちゃんの霊か?
それとも河童のイタズラ?
私は今メガネを自然解凍しながら、この記事を書いている。
一度、是非メガネを凍らせて欲しい。
マスクを掛けた時の曇りとは比較にならない曇りに貴方は襲われるだろう。
そして無駄に冷たい。
充電をしていない電動歯ブラシは、持ち手が太く使いづらいただの歯ブラシだ。
こちらは実践しなくていい。つまらない(笑)
私の家には時に「酔っぱらい」と言う未確認生命体が夜中に帰宅する。
これはさすがに知らない物ばかりだった(笑)でも面白い(笑)
市子さんの『河童創作意欲』を誘うつもりで探したが、創作の邪魔にならない事を祈っている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?