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「日記」ありがとうが欲しかった私

今朝の記事を投稿した後で、継母から電話があった。父が転んで救急車で搬送されたって。

「すぐに来て!」

それしか言わないから、状態は何も分からない(泣)
「救急車」と聞いただけでドキドキした。悪い方へ悪い方へと想像ばかりが膨らんでしまう。

「すぐに」と言われても、お風呂からあがったばかりで濡れネズミだった。急いで髪を乾かして隣の市の病院へ向かった。ハンドルを握る手が震える。
酷い雨の為にバイパスは、ノロノロ運転の車ばかりで、ちっとも前へ進まない。心ばかりが焦る。
なんとか病院にたどり着いて受付に父の名前を言った。

「その方は処置が終わって、もうお帰りになりましたよ」
「えっ」
「連絡ありませんでしたか?」
「はい…」

うーん…
良かったよ、何でもなくて。
でもさ、一言「帰る」方の連絡もして欲しかったな。
「大したことなかったよ」
とかね。
結局、看護師さんの説明を聞いて、来た道をとんぼ返りで帰った私。
雨は更に激しさを増して、視界が水煙をあげていた。家に戻れたのは一時間後。
継母から電話があったのは、その更に一時間後だった。
親が歳を取るのは仕方ない。特に「転倒」は怖い。
でも、人を呼び出しておいてお礼くらいは言ってほしかったな、お継母さん。
例え、娘でもね。
「ありがとう」
の一言さえあれば、清々しい気持ちになれたのに。


自分の行動に「ありがとう」のご褒美が欲しいなんて、まだまだ小さいな~、私。






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