仕事柄、ラフやアイディアをいくつか出さなければいけないことがあります。

ウンウン考えてひねり出したアイディアは、まず自分の中で10個くらいに絞られ、他の人の声も入ってどんどん絞られ、最終的には1つに絞られるわけなんですが、何十個も自分の中でアイディアをひねり出していると自然と似たり寄ったりなものになってきたり、単純な思いつきだけのどうしようもないアイディアだったり、だんだん収拾がつかなくなってきます。

しまいには思考が横道にそれる、それる、それまくる。
そんな雑念だらけのアイディア出しを繰り返すうちに、なんか昔こういう案出したよなぁと、昔の案がどんなものだったのか思い出していたんです。
…完全に横道にそれちゃってるけど。

思い出していて感じたのは、ちょっとでもこれはないなと思ったやつはやっぱりなかった。
つまり、ボツになるだろうな〜とダメ元で考えて出したアイディアは3個に絞られるときも、もちろん1つに絞られるときにも残っていなかった。

昔は、もったいないとか、ダメ元でも考えたアイディアが実は最善の案だったのでは…と後悔するのが嫌で、ちょっとでもいいかもと思ったものはアイディアとして数えることにしていました。
ある意味自分を疑っていたのかも。
だけど、ダメ元なアイディアが候補に入ることで、全体で見たときのバリエーションとか、なんだかうまく説明できなかったりとか、しまいには相手に迷わせてしまうことになるのはよくない。

ということで、ダメなものをダメ！とスッパリきっぱりボツにできるということは考えてみると、かなり大事なのでは？と思っています。
アイディアをたくさん出すのはもちろん大事、違うと思ったら自分を信じてボツ！
このメリハリを心がけていきたいですね。