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「雑談配信」にメンタルを助けられていた話

"雑談配信"というものをご存知でしょうか。

明確な定義はありませんが、YouTubeニコ生ツイキャスなどの配信サイトで、ライバー(配信する人のこと)がひたすら生放送で雑談をするという配信のことです。

ラジオにちょっと近いけど、ほとんどの雑談配信では話す内容があらかじめ提示されることはありません。また視聴者のコメントをひろって話がされることも特徴の一つです。

僕は一時期、この雑談配信でメンタルを保てていた経験がありました。

外との接点を持てなくなった

以前就活をしていた頃、思うようにいかず、家にひきこもりがちになっていた時期がありました。外部との繋がりもほとんどなくなってしまっていたと思います。

誰かと繋がっている感覚は、安心感や社会から孤立していない感を与えてくれるものであり、そして自分を助けてくれるものだと思います。

なので当時の状況では、誰かと直接話したりすれば良い方向に進んだよかもしれませんが、

ひきこもる→外部と接点なくなる→ますますひきこもる

というループにいたので、オフラインで誰かと話す、という行為はなかなかコストがいるものでした。(あと、「自分なんかが誰かの時間とっていいの?」みたいに思いがちでした。)
加えて、特段インターネット上での濃い関わりがある友人もなかったので、

「誰かと繋がりたいけど、繋がりきれない」

という状況にいました。(その時はオンラインカウンセリングの存在は全く知りませんでした、、、)

そんな中で、かろうじて誰かと繋がることを担保していたのが雑談配信でした。

雑談配信の距離感

その時見ていたのは、主にゲーム実況などをおこなっているとあるライバーの方の雑談でした。

本当に内容の無い話(最近あったことや愚痴とか笑)をしているのですが、その配信には大体2000~4000人ぐらいの視聴者が訪れます。

そのライバーの方の雑談配信はYouTubeかニコ生で行われるほとんどで、視聴者の匿名性は結構高い状態。

ライバーの方は、その2000~4000人に向かってゆるく話しています。会話のキャッチボールが行われているというより、視聴者は勝手にコメントを書き、ライバーは勝手に独り言を話しているという状況です。

なので、そこにいる人たちの距離感は結構遠いのです。でも共通の話題で盛り上がっています。かつそこへアクセスするにはアプリを開くだけ。

なので、僕にとってその雑談配信は、誰かと繋がっている感覚を少ないコストで与えてくれるものだったのです。
雑談配信を聞くことで、なんとか外と繋がっている安心感を保つことができていたのでした。

配信頻度も高かったので、そのライバーさんには本当に感謝しています。

疲れた時に聞くのおすすめ

当時に比べると、だいぶ外との繋がりを持てています。

それでも、嫌なこととかがあった日の夜に一人で雑談配信を聞くと元気づけられるものです。同じようにやさぐれてる視聴者がいたり、配信者がいいことを言うこともあります。

ぜひ疲れた日には、「雑談」とYouTubeの検索ボックスに入れてみてください。Googleさんがあなたにおすすめの雑談配信(またはアーカイブ)をオススメしてくれるはずです。



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