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#60 内野市長からの、理由付けのない回答

 マンション建設予定地を海老名市で買い取って、相模国分寺跡史跡関連施設などとして有効利用してほしいという、国分南1丁目自治会からの要望に対して、2022年12月20日に市長から回答があり、「買い取らない」とのこと。回答の文書を下記に掲載する。

 (仮称)クリオ海老名建設計画に関する要望書について
 標記建設計画に関する建設予定地の買い取りについては、令和4年12月8日開催の経済建設常任委員会にて陳情第4−17(仮称)クリオ海老名建設計画の予定地を海老名市が買い取ることを求める陳情書において回答したとおり、要望内容の史跡関連の施設や児童遊園あるいは防災関連施設などの計画はなく、それ以外の目的についても市施設の利活用の計画はないことから、市が買い取りすることはございません。

 以上が回答だ。

 陳情第4−17…陳情書で回答したとおりとあるが、その回答には、趣旨不了承という審査結果が記されているだけで、趣旨不了承の理由は一切書かれていない。
 市長からの回答後半の部分でも、相模国分寺跡隣接地に高層マンションを建設する件については一切触れていない。自治会から提出された陳情書・要望書には、「要望の要旨」、「要望の理由」という項目を立てて、相模国分寺跡隣接地に高層マンションを建設することに対する意見が多く述べられている。にも関わらず、それには全く触れずに、市の計画がないという理由で買い取らないという。
 つまり、市長からの回答には理由が書かれていないに等しいということだ。高層マンション建設問題から逃げたと言われても仕方がない回答だ。

 政治家であるなら、十分な言葉で市民に語るべきだ。要望の内容に対応した回答をすべきだ。100点満点のテストなら、内野市長からの回答は20点というところか。
                            (23.1.15)

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