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一度の会食で倒産も!?企業が見直すべきリスクマネジメント

働き方を変えるDXサービスを提供する
Sansan株式会社のnote編集部です。

今回の記事のテーマは、企業が見直すべきリスクマネジメントです。
昨今、取引関係になくても反社会的勢力のつながりが発覚したり疑惑が持ち上がったりすることで、その企業が深刻な信用失墜に陥るケースが見受けられます。

企業のリスクマネジメントの重要性とリスク管理フロー構築のポイントについて、Sansanのリスクチェック機能を統括している村松 寿彦へのインタビューを通してお届けします。

(プロフィール)
村松 寿彦
Sansan株式会社 Sansan Unit プロダクトマーケティングマネジャー

2014年にSansan株式会社に入社し、プロダクト設計に携わった後、サポートセンター、スキャンセンター、セールステックチームのマネジメントを担当。現在はプロダクトマーケティングマネジャーとして「Sansan」のプロダクト進化に向き合っている。

今、組織に求められる「リスクマネジメント」とは


ー近年、リスクマネジメントが重要視されていますね。

はい。今後リスクマネジメントはますます重要になっていくと考えています。

企業の身近に存在するリスクは多岐に渡っています。
アプローチ先の企業がマネーロンダリングに加担している企業だった、良好な関係構築を図るつもりが、会食したら過去に犯罪歴がある代表だった、このようなケースは商談でもよく伺います。

さらに新聞などのメディアでは、コロナ禍を逆手にとり脅威となり得る団体の活動がアクティブになっているとも言われています。

このように、取引先のリスクチェックの対象範囲は年々拡大しており、組織は取引先のリスク管理とガバナンスの強化が求められているのです。

ー 取引先にリスクがあると営業活動にどのような影響があるのでしょうか?

取引先のリスクが発見されると、目の前の案件は瞬時に消滅します。
営業の努力は一瞬で泡となり、数字の読みは大きくブレます。
会社のブランドが大きく毀損し、最悪の場合には倒産するケースもあります。
実際に、ある建設会社の代表が暴力団関係者と食事をし、その後たった数か月で倒産に追い込まれるというニュースがありました。

だからこそ営業活動においても、メールの送付先や商談先、会食先にリスクはないか、早期にリスクを発見する「リスクマネジメント」の重要性が叫ばれています。

ー既存・新規含め、全ての取引先をくまなくチェックするには時間がかかりそうですね。

その通りです。一般的に、リスク管理を徹底すると営業活動に割ける時間が減少すると言われています。
自社で取引先を深く調べないといけないのが手間ですし、社内申請の手続きやフローが複雑になるからです。
コロナ禍でオンライン商談が増加してリードタイムが短くなる傾向にある中、営業のスピードが落ちてしまうのは致命的です。

営業生産性を向上させるSansanのリスクチェック機能

ー営業活動を妨げない理想のリスクマネジメントとはどのようなものでしょうか。

やはり商談から取引成立までの営業スピードを減速させないリスクマネジメントを構築することが重要です。

Sansanのリスクチェックは、出会いの証である接点情報をSansanに蓄積するという日常の営みの中に、リスクマネジメントの概念を存在させています。
新しいサービスを別に導入する必要はなく、特別な社内申請フローを走らせる必要もありません。
Sansanにリスクチェック機能を追加するだけで、すぐにリスクマネジメントを始めることができます。

ーリスクチェック機能にはどのような活用方法があるのでしょうか。

ユーザーは交換した名刺をスキャンしたり、オンライン名刺やメール署名を取り込んだりするだけで、リスクチェックのために特別に何かをする必要はありません。

当社独自の名寄せ技術により、ユーザーが持つ情報をアップロードすると企業情報に名寄せされ、自動で仕分けが行われます。そのタイミングでリスクチェックも同時に行われ、ビジネスリスクを検知したら法務部門にアラートし、リスクを早期に排除することができます。

さらに2022年8月に行った大幅な機能アップデートで、名刺がなくても企業名からリスクをチェックできる機能を実装しました。

Sansan リスクチェック機能 画面イメージ

経営者目線では、人に依存したリスクマネジメントから脱却でき、営業活動が常にリスクから守られているからこそ、攻めに集中することができ、案件を消滅しないというメリットがあります。
法務部門では、取引先のリスクを手動で検索する作業から解放され、リスクアラートが鳴った段階で対応するという状態にすることができます。
これらの環境が、営業活動ひいては事業全体の加速を後押しします。

リスクマネジメントで健全な企業間取引を後押し

ーリスクチェック機能を通して、今後どのような姿を目指しているのでしょうか?

リスクマネジメントの最大の目的は、健全な企業間取引の実現です。
これをSansanで実現するためには、取引先のリスク管理に必要な情報をSansan上に全て集約している状態であることが必要です。

先に挙げた反社やマネーロンダリングのチェックだけでなく、ESGスコアやCO2排出量、人権デューデリジェンスへの対応などESGへの取り組みが企業に求められる中で、リスク管理すべき項目は年々増加しています。
これらに必要な情報をSansan上で簡単に手繰り寄せることで、営業スピードをそのままに集大成である取引成立まで進められます。

リスクチェック機能をもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。


編集後記

ここまで読んでいただきありがとうございました。

「名刺管理」から「営業DXサービス」にプロダクトを刷新したSansanは、
リスクチェックをはじめさまざまな機能で皆さまの働き方を変え、ビジネスを後押ししてまいります。

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