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『新版 仏検合格 熟語+単語』の効果的な使い方

今年も仏検(実用フランス語技能検定試験)の出願が始まりました。語彙力を強化したい人に向けて、『新版 仏検合格 熟語+単語 準2級』『新版 仏検合格 熟語+単語 3級』を使いこなすための学習法をお伝えします。やる気があるときが始めどき。仏検合格に向けて頑張ってください!
[三修社の仏検対策書籍はこちらから]


本書を使ったおすすめの学習法

 まずは付属の赤セルシートを活用し、知らない単語・熟議・表現は、見出し語の左にあるチェックボックスに✔️を入れましょう。覚えていないものを集中的に学習することは、特に試験直前では効率のよいやり方です。

音声を利用した学習法

さらに、音声を利用した学習法をおすすめします。
その方法はリピーティング、オーヴァーラッピング、シャドーイングです。本書の音声は無料でダウンロード・ストリーミングできます。

  • リピーティング:再生機器のポーズボタンを利用して、テキストを目で追いながら音声を聴き、1つ1つリピートします。慣れてきたら、テキストを見ずに、音声だけを聴いてリピートしてみてください。

  • オーヴァーラッピング:音声を聴き、テキストを目で追いながら、フランス語の音声に自分の声をかぶせて、同時に音読します。

  • シャドーイング:テキストを見ずに、音声を聴きながら同時に聞こえた音を発声します。リピーティングとオーバーラッピングを十分に行ってから、チャレンジしてみましょう。

 このようにして、音声を繰り返し聴き、声に出すことで、目と耳から語彙がインプットされていき、同時にアウトプットする能動的なトレーニングにもなります。再生機器に再生スピードをコントロールする機能が付いていれば、スピードを速めて練習してみてください。トレーニングに負荷をかけることで、速さに対応でき、反応速度が上がることで、より効果に期待ができるでしょう。もちろん、慣れないうちは再生スピードを少し遅くして、聴き取りやすくすることもできます。

タイムを計って覚えられたかどうかチェック

次に、ストップウォッチなどでタイムを計りながら、1つの単語を1秒で想起できるようにしてみましょう。

1つの単語につき、1秒で「フランス語 → 日本語」、さらに1秒で「日本語 → フランス語」ができるようになれば、記憶はほぼ完璧です。熟語は1つにつき2秒から3秒、会話表現は1つの文につき5秒から6秒を目安にしてみましょう。

 他には、声に出しながら、紙に書き写すこともおすすめです。

 以上のトレーニングを繰り返し行うことで、フランス語を「読む」だけでなく、「聞く」「話す」に使える語彙力が身についていくでしょう。

●本書の音声は、弊社サイトからお聴きいただけます。
書籍をご購入いただき、スマートフォンでストリーミング、またはダウンロードしてご利用ください。

マリ・ ガボリオ(Marie Gaboriaud)
フランス国立東洋言語文化学院(INALCO)日本語学科修士課程修了.フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)現代日本研究センター D.E.A. 取得.東北大学教育学部博士後期課程(単位取得退学).慶應義塾大学名誉教授.専門はフランス語教授法,地域社会(日本農村社会等).NHKラジオフランス語講座入門編の講師を務める.
主要著書
『フランス語 第四部』(共著:慶應義塾大学出版会)
『グラメール・オ・コティディアン』(共著:第三書房)
『新版 仏検合格 熟語+単語 準2級』(共著:三修社)
『新版 仏検合格 熟語+単語 3級』(共著:三修社)

小石 悟(コイシ サトル)
東京大学卒.東京外語大学大学院修士課程修了.獨協大学名誉教授.専門はフランス語教授法,フランス語学.
主要著書
『コレクション・フランス語入門・初級』(共著:白水社)
『J’aime ! I・II』(共著:東京日仏学院)
『グラメール・オ・コティディアン』(共著:第三書房)
『マルシェ オピュス』(共著:白水社)
『フランス語学の諸問題I・II』(共著:三修社)
『新版 仏検合格 熟語+単語 準2級』(共著:三修社)
『新版 仏検合格 熟語+単語 3級』(共著:三修社)


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