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『鎌倉殿の13人』の捌き方

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2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』について、本題とはちょっと違う切り口を広げて捌いていきます。
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(番外編)伊賀局と政子、そして想像上の伊賀氏の変

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のエントリーは前回の「閲覧ランキング」で終わりにするつもり…

「『鎌倉殿の13人』の捌き方」閲覧ランキング

あけましておめでとうございます。 昨年2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放送が行われる…

承久の乱後のみんな

2022年12月18日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』最終回「報いの時」が放送されました。 承久…

義時の決断・政子の決断そして泰時の決意

2022年12月11日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第47回「ある朝敵、ある演説」が放送されまし…

あの約束はナーシ! by 後鳥羽上皇

2022年11月27日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第45話「八幡宮の階段」が放送されました。 …

黒義時 VS なんかムカつく仲章

2022年11月20日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第44回「審判の日」が放送されました。 源実…

北条時房、通称「トキューサ」を受諾する(謎)

2022年11月13日、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第43話「資格と死角」が放送されました。 第42話の終わりに実朝(演:柿澤勇人)が口にした将軍後継問題の行方と、トキューサ(北条時房/演:瀬戸康史)の京都デビュー、そしてすでにいない者のように扱われている公暁(演:寛一郎)と、暗躍する三浦義村(演:山本耕史)が絡み合って、どう転んでもタダではすまない、視聴者に安穏はないみたいな回になっています。 それでは振り返りいきます。 公暁は何のために戻ってきたのか公暁は12

和田合戦の意味するもの

2022年10月23日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第41話「義盛、お前に罪はない」が放送されま…

風雲急を告げる鎌倉

2022年10月23日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第40話「罠と罠」が放送されました。 和田合…

穏やかな一日に隠された黒義時の恐怖政治

2022年10月16日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第39話「穏やかな一日」が放送されました。 …

鎌倉最強のダーク・フィクサー義時の誕生

2022年10月2日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第38話「時を継ぐ者」が放送されました。 歴史…

北条義時と政子のクーデター

2022年9月25日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第37話「オンベレブンバ」が放送されました。 …

畠山重忠が遺した物。そしてそれを受け継ぐ者。

2022年9月18日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第36話「武士の鑑」が放送されました。 「畠山…

緊迫する武蔵国、そして北条時政・りく夫妻VS畠山重忠

2022年9月11日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第33話「苦い盃」が放送されました。 歴史事項でいう「畠山重忠の乱」のプロローグ的な回でした。 この畠山重忠の乱は、その直後に起きる「牧氏事件」と密接な関係にあります。その布石が今回の放送回になっています。 それではいきます。 のえ(伊賀の方)について少々ネタバレになりますが、たぶんそこまでドラマでは描かれないだろうと思って書きます。 「のえ(演:菊地凛子)」こと伊賀の方は、義時の死後「伊賀氏の変」という事件を引