見出し画像

プロモーション プロモーション プロモーション

彼は言う。
「有名になりたい。専門書とかを書く人間になって、周りから評価されたい」
彼女は言う。
「私は管理者をしてきた。プロモーションできると言われてきたのに、それが叶わなかった。だから良いところがあれば紹介して欲しい」

口々に出る上昇志向。
高みを目指すのは悪い事じゃないけど、主語が「I」のヤツはロクなのがいない。

大体報告でも、自分がしたというし(他にもいるぞ)、自分から見える外見と私から見える外見の乖離があるようで、どこかの国の王子か姫かと言わんばかりに、自らの素晴らしい経歴とやらを語り始める。

ふんふんそうですか。
⚪︎⚪︎さんは私と違って、才能があるからご活躍できますよー。

って、面倒くさいから適当に上げてる。
ってか、そう言って欲しいシグナルを出している。

ガラスの靴とガラスの冠、ガラスの洋服を身にまとい、己を顧みないからそれをしてはいけない人にも同じように振る舞う。

そして彼らはポキって折れて、ハラスメントだ、ストレスだと自らの正当性を声高らかに上げる。当然、上もマネジメントをしないといけないから対応をする。
彼らはそれを特権だと意識する。
全くもって、愚かな話だ。

年齢を重ねるたび、冷ややかに見てしまう。
若いうちはまだいい。
ああ、この人は30過ぎても、50でもこれをやるのかしら?
上層部はその人達に後を譲りたいと思うのかしら?
人は足りていないけれどもね。

やたら上昇志向、昇進したい奴はどこにでもいるけど、この人についていこうだなんて1ミリも思わない。
こちらはたくさん引き継げる材料があるのだから、貴方方の素晴らしい才能とやらで、邁進すればよろしくってよ。

主語がIの人に私の思考を話しても、多分理解ができないから話さない。
仮初のトークでその方々は満足する。
「⚪︎⚪︎さんて、私より素晴らしい人ですよ」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?