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【649球目】失敗

よく1勝9敗で良いとか1勝99敗で良いとかそういった言葉を聞くことがあります。失敗から学ぶことは確かに多いです。ただ、出来れば失敗はしたくないというのも人間の本能なのかもしれません。今日は失敗について書いていきます。


失敗とは

そもそも失敗とはなんでしょう?
辞書を引くと
方法がまずかったり情勢が悪かったりで、目的が達せられないこと。
とあります。要は成果が出ないことですね。三陽工業の今までや私の今までを振り返ると山ほど失敗があることに気付きます。

印象的な失敗

三陽工業には失敗という言葉はありません・・・・
と三陽スタンダードにはあるのですが、ここでは敢えて分かりやすいように失敗と書いておきます。

今までで最も大きな失敗は何かと考えてみました。
・コンテナ搬入の仕事が1年で終わったこと
・クリア塗装立上げ時の品質不良
・請負職場2ヶ所の撤退
・役員の退任
・高額な求人費の使用
・IPO準備の強烈な推進

いくつもあります。
ただし、これらは全て三陽スタンダードにあるように次に繋がる良い経験になっています。

・コンテナ搬入の仕事が1年で終わったこと
→1年で終わったものの、タイムラグがあり再開へ。現在も継続中。
・クリア塗装立上げ時の品質不良
→新たなパートナーと出会うきっかけになる。
・請負職場2ヶ所の撤退
→赤字職場なので収益の改善。撤退職場から異動したメンバーが次の職場で大きな戦力化。
・役員の退任
→既存メンバーの責任感の向上や能動的行動へと繋がる。風通しも良好。
・高額な求人費の使用
→生産推進グループ誕生のきっかけとなる。
・IPO準備の強烈な推進
→それを踏まえての取組を現在は行うことが出来ている。

全てが良い経験です。そして、新たな成果へと繋がっています。
その時点では明らかに失敗という結果なのですが、最終的には成果へと繋がっています。

失敗は財産

小さな事をいれると本当にキリがないほどの失敗をやっています。
ただ、それはほとんど全て次の成果へと繋がっています。打席に数多く立つこと、そしてそこで上手く行かなかったとしてもそれを改善して次へと繋げていくことが大切なことです。

いま、三陽工業の中心である生産推進グループ。
上記でも書きましたが、当時では考えられない位の多額の採用費を使用してそれでも成果が出なかったことと、ずっと私が感じていた違和感が合わさって誕生しています。

もし、あの時に、多額の採用費でソコソコの成果が出ていたとするならば、もしかしたら今の生産推進グループはないかもしれません。
上手く行かなかった時には、なぜを繰り返して次につなげること。

打席に立つこと、バットを振る事、やったことがないことをやってみようと同義語です。やったことがないことをやるから上手くいかないことも多い。ただ、そこから成果に繋がるまでやり続けるからこそ成果に繋がっていきます。

やったことがないことをやってみる。
上手くいかなければなぜを繰り返して改善していく。成果がでるまでそれを繰り返す。全ては自責です。環境が良くない事もありますが、それを言い訳にしては次に進めません。正しい思考と行動。
成果を出す為に必要なことです。

大切なこと

失敗ではなく経験。
そこで必要なことは素直さと謙虚さだと考えています。同じ失敗をずっとやり続ける場合もあるかもしれません。その時には素直さと謙虚さが不足しているはずです。誰かのせいにする、環境のせいにする。
他責からは何も生まれません。

雨が降っても経営者の責任。
誰の言葉か知りませんが、腹落ちしている言葉です。
いつまでも素直に謙虚に失敗を重ねながらシンカしていきたいものです。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。





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