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11月11日「文学フリマ東京37」への待ち合わせ(きのう日記)~稀人書店~

昨日、文学フリマに向かう途中、友人と待ち合わせ中に書いたnoteです。文学フリマは終わってしまったけれど、記録としてアップしておきます。

*

浜松町駅で友人を待ちながらnoteを書く。
周辺を散歩でもしようと思ってホテルを早く出た。すぐ近くに珈琲屋さんがあった。カフェラテを受け取ると店員さんに駅までの道を聞いて外に出た。駅を目指して歩いていくと、工事現場の行き止まりにたどり着いた。
おかしい……。

迂回してしばらく歩いて、交通整理のおじさんに駅をたずねる。
教えてもらった通りに歩いていくと
JR浜松町駅に着いた。そこからモノレール浜松町駅を目指す。
着いた。
30分以上あるけれど、物思いにふけるにはいい時間。
ここで京都からの友人を待つ。

9時、コインロッカーはほぼすべて空いている。
彼女が着くのは9時40分。15分も経つと人の流れが押し寄せてきた。スーツケースを持つ人、段ボールを持つ人がどこからともなく現れてはモノレールの改札を通過していく。ガラガラと音が鳴り響く。
みんな文学フリマだろうか。

待ち合わせは、文学フリマに向けて励まし合った友人。
ZINEってなんだ?から始まったわたしたち。わからないからこそ、友人は大阪の文フリへ、私は福岡の文フリにも偵察に行った。
なんとなく雰囲気を掴んだ。
どうするどうすると言っていたZINEも完成し、無事にこの日を迎えられたことでホッとしている。
今日、東京で会えることが奇跡だと思う。

*

「ZINEを作ってぶ文学フリマに出ませんか?」
稀人ハンタースクールのふたりがみんなに声をかけてくれた。文学フリマという言葉すら、初めて聞いた。どうやら自分たちで本を作って売るらしい。新しい仕事も始まり余裕しゃくしゃくではないけれど、「みんなでなにかやるの…おもしろそう。やらないよりはやろう」と手をあげた。

 8月9月、たくさん原稿を書いた。ZINEをつくり始めたのは9月末。
カタチにしたい一心で毎日BCCKS(本を作るサイト)を触った。
身近に本を作ったことがあるひとがいないくて心細かった。
稀人ハンタースクールの中の仲間たちに助けを求めながらひとつずつ、手を動かした。

10月28日、文学フリマの出展に向けて発注していたZINEが家に届いた。
28日はカメラのワークショップで東京にきていたので、家族が受け取ってくれた。帰宅後、段ボール箱を開ける。

文庫本サイズ、58ページ(ZINEの仕様は64ページのため余白あり)。初めて作ったZINEが手元に届くと嬉しい。なんでも初めては嬉しい。コリスが撮った写真をそのまま表紙に。私の生きる道しるべをそのままZINEのタイトルに。魔球も変化球も投げれない私の、直球ど真ん中ストレート。いろんなタイトルを考えるけど、結局ここに戻ってきてしまう。生き方を変えると決めて、呪文のように言葉にしてきたコトバ。「正しい道より、楽しい道を」コリスとの日々もそのままに。 ザラザラの表紙をスリスリしてみる。文庫本ってこんなにコンパクトだったのか。外出する時に持っていける小さな本が好きなので文庫本サイズにしたら本当にコンパクトな仕上がり。

 初めてZINEを作れたことも嬉しいけれど、稀人ハンタースクールのメンバーたちと、あーでもないこーでもないと毎日、毎日、メッセンジャーでやりとりしながら今日の日を迎えられたことが最高にしあわせだ。
海外に暮らす仲間もいる。みんな離れているのに距離を感じない。
誰かがそっと置いたボールを必ず誰かが拾ってくれる。
温かい場所、稀人ハンタースクール。

猛烈サラリーマンが35歳で妊娠・出産。職場復帰後はスーパーサイヤ人と化し、人間の生活から遠ざかっていた。フリーランスに転向した40代、娘コリスとの暮らしのなかで、母として、人として育てられていく様子を綴っています。


待ち合わせしていた彼女から電話がきた。
乗っていた電車が浜松町には着かないという。
他の電車に乗り換えて流通センターへ向かうとのことで、流通センターの改札で待ち合わせることにした。

稀人書店の出店場所はこちらです。
第一展示場【D01~02】

稀人書店・ZINEのラインナップ


オムニバス

税込1500円

喧嘩ノ生態

  • けんかのせいたい

  • 喧嘩ってそんなに悪いもの?
    記憶に残る喧嘩の思い出や、喧嘩へのあこがれをしたためた
    稀人ハンター川内イオ率いる稀人ハンタースクールの卒業生たち14名による「喧嘩」にまつわるエッセイのオムニバスです。

    ◆目次◆
    ・妄想喧嘩/白石果林
    ・ドラマのあのシーンに憧れて/永見薫
    ・スペイン喧嘩哲学/きえフェルナンデス
    ・40歳、喧嘩始めました/田中真穂
    ・白浜リゾートバイトの憂鬱/日向みく
    ・小気味いいケンカは、ラピュタの中に/野内菜々
    ・一人相撲/マエノメリ史織
    ・島育ちの娘と私/片岡由衣
    ・ノーガードでフルボッコにされた私が、チートを手に入れて反撃するまで/ロマーノ尚美
    ・仏の皮を脱ぎ捨てて/さおりす
    ・くだらないケンカの中に/奥村サヤ
    ・プリの門/正井彩香
    ・ふんぬぅ旅行記/甲斐りかこ
    ・喧嘩のバイパス/谷本明夢

私は忘れられない夫婦喧嘩について赤裸々につづっております。
喧嘩といっても十人十色。14個の喧嘩のお話。

文学フリマに来れないけどZINEを読んでみたい!という方いらっしゃいましたらご連絡ください!


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文フリ後の追記


我らの親方である稀人ハンター・川内イオさんの子育て日記ZINE『キミのお尻にカビを生やしちゃって、ごめんなさい。』 と、稀人ハンタースクールの仲間16人で作ったオムニバスZINE「喧嘩ノ生態」はこちらの通販で購入可能です!



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