見出し画像

「女性は社会的生物」から考える、女性の味方

「女性は社会的生物である」こう言うと、不思議に思う人がいるかもしれない。歴史において女性は男尊女卑の元、ずっと損をしてきた。歴史も経済も主に男性が変えてきた。じゃあなぜ「社会的生物」であるかというと、「人と人との繋がり」これを大事にし且つそれが得意という理由からだ。社会とは決して、国家のような大きな規模のみを指すのではない。

「女の敵は女」という有名な言葉がある。誰が言ったか知らないが、言い得て妙だと思う。女性同士は結構難しい。社会的弱者なら結託しそうなものだが、同じ「女」という部分があるからこそ、「自分はこうだった」等と比べて切り離して考えられないのだろう。しかし男尊女卑が存在するなら、男性だって敵だ。一体、女性の味方は誰なのだろうか。

①共通の敵がいる女性
②利害関係のない女性
③守る立場である男性

思うにこの3つだ。
まず①。一般論として普段は仲が悪くても共通の敵が存在すると、人は結託する。絶対に逆らえない雇用主とか、絶対に勝たなければいけない相手とか。目的>個人の仲になる場合だ。

次に②。①にも言えるが利害関係、これが人間関係において煩わしいポイントではないだろうか。利害関係があるから言えない、あっても付き合わなくてはならない。ところがプライベートの友人などは、その人個人の問題には全く関係ない訳だから、同じ女として話を聞いてもらいやすい。共感してもらいやすい。

最後に③。女性ばかりの職場をまとめる管理職の立場だとしよう。するとその場を上手くまとめる必要があるから、女同士(不仲)とは違った視点で意見を述べたりフォローする。女性で管理職に就く人が増えるのは良いことだが、「感情(好き嫌い)で判断する」人もいるのが厄介だ。もちろん男性の管理職が全て良い、とも思わないが。

男性は男性同士の悩みがある。主に競争社会や暴力などの物理的力関係だろう。しかし女性は女性同士の悩みがある。一体どちらに生まれれば良かったのか、両方を経験していないので私には何とも言えないのが本音だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?