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はじめまして、紙工芸kotohana*です。

はじめまして

京都市でクイリング作家として活動する紙工芸kotohana*山中さおりといいます。

クイリングとは1~6mm幅の細長いリボンのような紙を巻いて、ゆるめて、つまんで様々な形を作る、英国発祥と言われる紙工芸の技法です。

はじめてのnote、まずは自分とクイリングの紹介から書いてみようと思います。ちょっと長いので、気になった部分だけつまみ読みしていただけたらと思います。


クイリングとは

その昔、中世の頃。修道院で聖書を製本した際に、2,3mm幅の紙の切れ端ができました。その切れ端を鳥の羽で巻き、形を作って宗教画や宗教道具を飾ったのがクイリングの始まりと言われています(所説あるとのことです)。

そして鳥の羽(queel:クイール)で巻くから「quelling:クイリング」と名付けられたそうです。

紙が貴重品だった当時は、特別な装飾に用いられていたものでした。今では世界中に趣味で楽しむ人や作家がいます。

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クイリングとの出会い


2007年頃、フェリシモで紹介されていたクイリングキットの見本写真に一目ぼれしたのが始まりでした。紙が生み出すうずまきの美しさ。早速キットを購入して夢中で制作しました。

当時はまだ今ほどクイリングの本やサイトがなく、インターネットを通じて本やサイトを一生懸命探していました。好きな作家さんのブログはそれこそ繰り返し、何回も何回も見てうっとりしていました。

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作家活動のはじまり


初めて作品を販売したのは、2011年に地域の夏祭りで開催されたフリーマーケットでした。花や動物を飾ったミニフレームをかわいいと、喜んで買ってもらえたのが嬉しくて。秋にはボックスギャラリー一点さん(京都市左京区)で作品の委託販売を始めました。(現在は終了しています)

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作品展の開催

2012年秋から毎年レティシア書房さん(京都市中京区)でクイリング作品展を開催しています。自分1人で行う作品展なので、毎回自分が好きなようにその時にやりたいことをやって作品を作り展示しています。2020年の作品展では白をメインカラーに作品を制作、展示しました。

レティシア書房の店長は、自分が大学在学中にバイトをしていた新刊書店の店長でもあります。北山にあった書店で、コミックと漫画文庫の売り場を担当していました。バイトを辞めた後もずっとご縁が続いていたことが今の作家活動を支えてくれている気もするので、なんだか感慨深いです。

レティシアさんでの2021年作品展は5月12日(水)~23日(日)開催です。

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京都アートフリーマーケットへの出展

2013年春から5年間11回、京都文化博物館一帯で開催される京都アートフリーマーケット(現在の京都アート・クラフトマーケット)に出展していました。

初めて出展した作品の展示販売を行う大きなイベントで、右往左往しつつも文博のアートフリマ担当職員の方々やお客さんにアドバイスをいただき、作家として育ててもらったと思っています。

最後の出展をした2018年の秋、認定NPO法人京都藝際交流協会(JARFO)の理事で、京都アートフリーマーケット実行委員長でもあるIさんからお声掛けいただき、今はJARFOが主催する公募展に参加しています。

次は「第41回三日展-継続は力なり-」に参加します。
JARFO京都画廊(京都市中京区)にて2021年3月5日(金)~21日(日)開催です。

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ボタニカルクイリング・ジャパン 認定講師

2012年秋にボタニカルクイリング・ジャパン認定講師資格を取得しました。8期生です。ボタニカルクイリング・ジャパンでは植物を写実的に表現することを通じてクイリングの技法を学び、作品を制作します。

自分の講師認定作品は滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山に生える高山植物をモチーフに制作しました。持ち帰ることはできない高山植物ですが、自分で「作って」しまえば手元で愛でることができます。ボタニカルクイリングにはそういった魅力があると思います。

ボタニカルクイリング・ジャパンは毎年認定講師作品展覧会を東京で開催し、作品集の出版も行っています。

2021年はWebインストラクター展覧会として4月15日(木)~30日(金)に開催されます。

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紙工芸kotohana*

屋号「紙工芸kotohana*」の由来について。

今でこそクイリングの認知度は上がってきていますが、自分が活動を始めた当初は「クイリングって何?」とご存じない方が多かったです。そのため名前にクイリングという言葉を入れるよりも、紙工芸という言葉を入れた方が「何をする作家か」がわかりやすいのでは、と考えました。

そして「kotohana」は「古都(京都)で花を作っています」というアピールを語呂良く短縮し、海外の方にも読んでもらえるローマ字表記にしたものです。自画自賛のようですが「ことはな」という音の響きをとても気に入っています。「*」は装飾としてつけました。

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「わたし」のこと

最後になりましたが、自分自身のお話を少し。

山中さおり、1978年秋生まれ。兵庫県北部の但馬地方出身です。大学進学のために京都へ出てきて、そのまま住み着いています。京都精華大学人文学部人文学科を卒業、児童文学のゼミにいました。卒業後もたまに情報館に本を借りに行ってます。(今は行けませんが…)

好きなことは本を読むこと、映画を見ること、写真を撮ること、美術展へ行くこと。嫌いなことは不誠実な態度、公正公平を欠くことです。

そしてクイリングを通じて、日常の生活を楽しく彩ることが理想です。
どうぞよろしくお願いいたします*

紙工芸kotohana* 山中さおり

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