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めずらし野菜、なつかしお菓子

9月の初旬に長野に行ったとき、直売所で見つけた見慣れない野菜。

「そうめんかぼちゃ 150円」


まず150円という安さに驚く。
持ってみると、恰幅の良いおじさんのお腹みたいに丸くてずしっと重い。疑り深いわたしは、これで150円とは何か裏があるに違いないと思ってしまいます。


実は昔、テレビでちらっと見たことはあったのです。茹でるとそうめんのようになる野菜を。
でも、そのときの私は「それっているの?」って思ってて。本当のそうめんが美味しいのに、野菜にして食べる必要があるのかと。笑


でも、直売所に連れてきてくれた長野在住の友人が「スライスして焼くと美味しいんだよ」と言うので、とりあえず買い物カゴにつっこみました。


初めて使う野菜に触れる時、少しだけ憂鬱な、面倒な気持ちになります。

調理に慣れてなくてあたふたするし、美味しいかどうかもわからないから。でも、新しい味に出会いたいから、なんとかそこを乗り越えるのです。

そうめんかぼちゃのそのでっかい実を、エイヤー!と輪切りにします。皮は硬くて、切るのにも一苦労。


中にはかぼちゃみたいな種と、果肉。
果肉をよーく見ると、沢山の細胞がくっついたような模様が見えます。

はは〜ん(←古いって)これがそうめんの秘密か!



少し厚めに切って、ソテーしてみます。
焼き加減がわからないので慎重に。とりあえず焼き色がついて、透明感がなくなるまで。
そのうち、表面の繊維がほぐれて、糸がほつれたみたいになってきました。

かぼちゃも一緒に


シンプルに塩と胡椒だけで食します。

パイナップル?


口に入れるとほろほろと繊維がほぐれて、遅れてシャキシャキとした歯応え。食感がすこぶる楽しい。これ、好きかも!

ほぐれる〜


そして、このほぐれる感じ、何かに似ている…
と考えて、ふと思い出した。


紗々だ。

ロッテの名作、紗々!笑


わたしは子どもの頃から紗々が大好きだったのです。口の中で、ほろほろとチョコがほぐれていく感じ、断面の編み込まれたチョコの模様もたまりません。でも、最近あまりお見かけしない、、


いっときスーパーの棚から消えて、でも復活して、最近はまた見かけなくなった感じなのですが。皆さんの周りはどうですか?
(どこで売ってるのか教えて欲しい)


思えば、平成の初期って、美味しいチョコレート菓子がたくさんあったような気がします。


フェス とか

おいしかったの!


霧の浮舟 とか

名前が秀逸


ポルテ(最近までありましたね)  とか

サクサクなのにクリーミー



わたしが、これウマっっ!と思うチョコは、ことごとく生産終了になるのですが。そして、昔のチョコレート菓子の方がクオリティが高かったなぁと思うのはわたしだけでしょうか?それとも、わたしが最近の美味しいお菓子を知らないだけか。



かなり脱線しましたが、そうめんかぼちゃはとても美味しいですので、見つけたら物怖じせずに、ぜひ手にとってみてください。


そうめんかぼちゃも、紗々も、もうこれ以上、わたしの好きなものが生産終了になってほしくないなぁ、と思うのでした。




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