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おべんとの思い出

Yahooニュースに出てきた記事。

なんとなく目に止まったので、
読んでみたら、不意に涙がこぼれた。
仕事中なのに、やばかった。
(仕事中に読むな)

私は、好きなお笑い芸人は?と聞かれたら、
何人もの名前があがるくらい、実はお笑い好き。
アンガールズも好きな芸人さんだ。
ネタが面白いし、田中さんは実はとても賢い人だと思う。

田中さんのお母さんもテレビで何度か見たことがある。確かにバラエティ向きのはっちゃけた印象の人だ。
だから、自分のお弁当を選んでもらえないことに
ショックを受けるなんて少し、意外だった。




忙しく仕事をしながらも、
お弁当を作ってくれたお母さん。



その中身がどうであれ、
感謝の気持ちは変わらない。
それは自分のことに置き換えると
よくわかる。

私の母が作る弁当は、田中さんとは逆で
意地でも冷凍食品を使わないお弁当だった。

でも、それは母が料理好きだからではなく、
私が膵臓の病気をして、
あまり脂っこいものが食べられなかったから。
冷凍食品は意外と脂質が多いのだ。

当時は、身体のためとはいえ
あまりにあっさりしたお弁当だったので
かなり物足りなかった。
(油を使わずにお弁当を作ると
どうしても薄味になってしまうのだ)
いつも揚げ物が入っている友達のお弁当が
羨ましかった。

しかし、今ならわかる。
油を使わずに、冷凍食品を使わずに、
なんとかお弁当を作ろうと
頑張ってくれた母の気持ちが。
あ、また泣けてくる、、


ちなみに、うちの旦那は、高校生のころ、
1段目が焼きそば、2段目が米という
最強の炭水化物弁当を食べていたらしい。
運動部だったとはいえ、すごい。
手抜き感もすごい。
けど、
それは特に嫌な思い出では
なかったそうだ。


結局のところ、お弁当って、
そこまで中身は大事じゃないのかも。

私は料理が好きだから
手の込んだお弁当が一番だと思っちゃうけど、
誰かが自分のために作った
たった一つのお弁当は
それだけで価値があるものだ。


お母さん、ありがとう。
と、今更ながら伝えたい。



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