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毒親母が医療保護入院になりました その後

 昨日は丸一日病院の中に缶詰めで母の入院手続きを行いました。今後も細かい連絡はあるようですがひと段落したので昨日思ったことを書き綴っておこうと思います。

相変わらず私に依存する母

 診察室に呼ばれて中には痩せてくたびれた母の姿がありました。滑舌が変になっていたのは投薬の影響で、あれだけ嫌がっていた薬は一応飲んでくれたようでした。

「娘と一緒に入院するんですよね!?」

 母は満面の笑みで医者に聞きました。私はその瞬間に鳥肌と強い恐怖を感じました。薬を飲んでボーッとしていても私に対する執着は変わっていませんでした。と同時に事前に母とは面会したくないと伝えていたのに何故呼んだんだろうと思いました。

「退院したらあなたの隣の部屋に住むからね」

 気持ち悪い。自分の親に対してただただこの感想しか思い浮かばない。あれだけ拒絶しても”ストーカーの彼女”のようにこちらがまだ受け入れてくれると確信していました。

 ただこれに関しては私も悪い部分があり、一時的でも母に精神的自立を促すために優しくしてしまった。自立どころかさらに私に依存する要素を増やしてしまっていただけでした。

 母は統合失調症の他にも大人の愛着障害のような部分も見られ人との距離感が極端な傾向にあります。人間関係において過剰な愛情を向けるか過剰な敵対心を向けるかのどちらかで私の場合は前者に当てはまってしまいました。

 とはいえ、私が生まれて18歳で家を出るまでの間24時間休むことのない罵倒や暴言の数々で自己肯定感を完全に壊されてしまったこと。バイトで貯めたお金を勝手に引き出されて使われたことなど、その時の悲しみは大人になった今でも苦しめられています。今更娘とやり直したいと言われても無理だし、母の愛情は「私のモノにしたい」という支配前提の偽りの愛情であることは分かりきっていることです。


患者ファーストの主治医

 当初緊急で決まった病院から変わり、都市部から離れた病院に移送されました。建物も古くネットでの評判も悪かったので大丈夫かなと思ったのですが…

 主治医の先生はなんというかフランクというかユーモアのある人柄で大暴れするような患者でない限りは入院は不要なのではと考える方でした。私自身も相手が母でなければ基本的には同じ考えなのですが、妄想と幻聴の世界で家もなく彷徨っている人間を一人でどうにかすることは出来ません。

「息子さんも統合失調症で亡くし、娘さんは発達障害。あなたも症状に苦しみながら頑張ってきたんだねえ。今立場が逆になっちゃったんだね」

と、患者の立場から物事を考えていました。私自身もこういう言葉をかけてもらえたらこんなに捻くれずに済んだのになぁと感じながら害獣を駆除するような扱いを受けた過去の自分を思い出しました。

 でもこの先生なら今後連絡のやり取りするにしてもやりやすいしその点は安心しました。


今後の自分について

 TikTokでも動画を公開していて多くの反響を頂いています。TikTokでも私と同じような事例が多く上がっていて中には未成年で親のヒステリーから逃れられない状態にある人もいます。

 私は現在失業中、障害年金だけで暮らしているので現状の引っ越しは難しいですが、警察によると役所での支援も受けられるとのこと。

 母の襲来の恐れがない退院までの数ヶ月の間に引っ越しを終わらせたいと思います。とはいえ私が住んでいた場所には永久に来続けるでしょう。その時近隣住民に通報されてどうなるのか知りませんが、暴れるほど自由な生活はやってこないと理解してほしいです。

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