女性として嫌な扱いをされたこと
世間を騒がしている騒動をみて、30年前の記憶が甦ってきました。
当時、ソフト会社でインストラクターとして勤めていました。客先へ出向き、ソフトの入れ替えや設置、営業でデモンストレーションなどをしていました。
一人で現地に向かうことも多かったのですが、よくあったのが
「男の人来てないの?」
と言われることでした。
パソコンにメモリを増設するために作業をはじめると
「壊さないでね」
と言われ
名刺を渡すと
「丸い名刺じゃないんだねえ」
と言いながら笑われました。
夜のお仕事の名刺とは違うという意味合いです。
30年も前のことなのに、ついさっきの出来事ぐらい思い出せるものです。
頭にきながらも、相手が客である以上、反論はできませんでした。
今なら、ニヤリとしながら「セクハラですよ」って言いますけど、その当時はなにも言えなかったです。
初対面では女性であるということだけで信頼を得られず、悲しくてくやしい思いをたくさんしましたが、実績で認められればいいと、まじめにコツコツやりました。
その結果、バカにした態度をとっていた人たちも、次からは変化していきました。
しかし、残念なことに、男性側はそういうことをしたという意識もなければ、覚えてもいないんですよね。
「そういうつもりじゃなかった」
かもしれないけど、その言葉を発する元になる思考はあなたの中にあるものなので、一度出したものを撤回することはできません。
言われたことは、しっかり記憶の中に残ってしまいます。
それは、言葉を発した一人の人が悪いのではなくて、そういう土壌があり、容認したままになっている社会があったからです。
もうね
令和ですよ。
隠したいことを隠し通せた時代は、すでに終わっています。
隠そうとすればするほど、表にでてきてしまう時代なんですよ。
しまった!ということは、すぐに謝る。
次にどうすればいいかを考えればいい。
生き方はさらにシンプルに単純になっています。
古い思考様式をアップデートして、新しい時代を楽しみましょう!
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