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〈世界一周〉メキシコの世界遺産「チチェン・イッツァ」に行ってきた!(前編)

メキシコ・ユカタン半島にある、マヤ文明の遺跡へ

ジャングルみたいな大自然に囲まれた遺跡。

「チチェン・イッツァ」は、マヤ遺跡の中でも最も有名な観光スポット。マヤの古典期(6~10世紀頃)を代表する都市遺跡で、広大な敷地の中では神殿や展望台など様々な遺跡をみることができる。

ちなみにマヤ文明とは、4世紀から9世紀にかけて中央アメリカのユカタン半島、現在のメキシコからグアテマラにまたがる地域に成立したメソアメリカ文明を代表する都市文明のこと。マヤ人は高度な文明都市を作り、神殿やピラミッド、精密や暦法、絵文字などを使って天体観測を行ったと言われている(参考:世界史の窓より)。

色々な部屋や施設があり、詳しいことは不明なものも多い。

元々、チチェン・イッツァはおろかマヤ文明さえ「聞いたことある」レベルだった私。しかし、カナダの友人からある日、「人生で一回は行った方がいい。なんか知らないけど、ものすごいパワー感じられるよ」と言われた。遺跡とかミイラとかピラミッドとか聞くとワクワクしちゃうので、即決。今回は中心都市メリダからチチェン・イッツァへのアクセス方法や基本情報、泊まった場所、リアルな体験談を紹介する。

チチェン・イッツァまでのアクセス・おすすめの過ごし方

まるでジブリの世界!ワクワクしちゃう。

先ほども記述した通り、チチェン・イッツァは、ユカタン半島で最も人気の観光スポットだ。アメリカやヨーロッパ、アジアなど世界各国から観光客が訪れる。すなわち、めちゃくちゃ混む。そして遺跡には日陰がほぼないので、日中は暑い。ゆえにおすすめは…

「近くに前泊して、朝イチに行く」

これ、鉄則! そうすると、まだ観光客が到着しないのでほぼ貸し切り、そして涼しく快適にゆっくり見物できるのだ。

なぜ、この裏技を知ったかというと、現地で出会ったメキシコ人の友人に教えてもらったから。スムーズな旅がしたかったら、現地の人に聞くのが一番である。私の場合、道端でたまたま素敵なメキシコ人のおばさまに出会った。その素敵な彼女の息子がまた、たまたま「チチェン・イッツァ」の近くに息子が住んでいて、部屋を貸しているという。「絶対、あなたはあそこが気にいると思うから、絶対行きなさい」とゴリ押しされ、電話番号を渡された。

かけてみると、なんと一言目が「ハロー!サオリさん、コンニチワ!」だった(笑)。よくよく話を聞くと、息子のルイスさんは通常はマヤ族のコテージをゲストハウスとして貸していて(素敵な朝ごはん付き)で、趣味で日本語を勉強中だった。基本的にはスペイン語・英語・フランス語を話せて、私の訪れた時(今年の2月)は、簡単なコミュニケーションは日本語でできるくらいだった。きっと今はもっと喋れると思う(笑)。

ルイスさんのコテージの話は後でするとして、まずはどうやって「チチェン・イッツァ」まで行くか。中心都市メリダからは観光ツアーなどで大型バスなどが出ている。そこに参加してもいいけれど、そうするとゆっくり見られる朝イチには着くことはできない。または車で行く方法があるが、これもチャレンジする人は少ないだろう。ということで、私はルイスさんおすすめの「ローカルバス」に乗って行くことにした。

ステップ1:メリダからバスに乗って、チチェン・イッツァの近くまで行く

チケットを買える場所はメリダに数箇所ある。

ローカルバスは基本的に「oriente(オリエンテ)」と「ADO(アド)」がある。私はルイスさんの母おすすめのオリエンテに乗ることにした。ADOも乗ったが、流れている映画がうるさいのとエアコンがききすぎて激寒だったので、私もオリエンテをおすすめする。ローカルバスのイメージは、新宿バスタから出ている大型バスな感じ。

メリダからだと、Googleマップで「oriente bus」と検索すると、いくつかあるバスターミナルを発見することができる。チチェン・イッツァの他にも、近くにある観光の街へこのバスで行くことができるので、私のようにぶらぶら一人旅したい人やローカルな雰囲気を感じたい人には最適。カンクンまでも行けるので、外国人はみんなこれで移動していた。

ちなみにメリダではほぼ英語が通じないので、行きたい住所を書いた紙などを用意するといい。しかも強めに「私はここに行きたい!どのバス?何時?」とカウンターでチケットを買う。心配な人はADOだとオンラインでチケットが買えるので、うるさい映画が我慢できる人はそちらへ(笑)。

ここはメキシコ。時間通りにはこない(笑)

予想はしていたが、バスの出発時間を経過してもバスは現れない(笑)。心配になって何度も周りの人に「このバスに乗るんだけど、まだだよね!?」と聞いてしまうほど。でも周りの人も同じで「まだだから心配しないで」と優しかった。

そしてようやくバスが来たら、チケットを見せて乗車する。席は自由席で空いているところに座る。ちなみに地元の人も乗るので、満席になる場合は立つか次のバスに乗ることになるので、早めの時間調整をした方がいい。

バスからはメリダの街並みが見える。

行き先は運転手に伝えるものの、降りるときは自己責任。なので自分がどこで降りるかをしっかり把握しておく必要がある。運転手によっては名前を大きい声で言ってくれる人、そうでない人もいるので「Googleマップでたまに位置情報を確認し、降りる場所の近くまで行ったら出口までスタンバイしておく」のがいい。

私の場合は宿泊先のルイスの家が小さな村だったので、ルイスに「降りる時、確認した方がいい」とだめ押しされた。不安だったので、近くなったら何度も周りの地元民に、「ここ!?」と聞いて「まだw」と笑われたけど、みんな優しく教えてくれて、無事に降りることができた(メキシコ人って、本当に優しい!)。

ステップ2:宿泊先「ルイスのゲストハウス」に到着!

マヤの人たちが住む家(コテージ)を貸している。

ルイスさんの家は「チチェン・イッツァ」の隣の村「Xcalacoop(読み方覚えてないw)」にある。バス停から降りてすぐなので、車がなくてもたどり着くことができる。

私は今回、結局ここに3泊お世話になった。「チチェン・イッツァ」の観光、そして他の記事にも書くけど「セノーテ」という自然にできた泉や他の遺跡にも行ってみたかったから。そして何より自然を愛する私としては、大都市「メリダ」よりも、鳥や動物がいっぱいいるジャングルで過ごしたかった。

お部屋も広くてかわいい!
庭に生えていたハーブで作ったお茶

到着した私をルイスさん家族は明るく迎えてくれた。「ナニノミマスカ?」と、ルイスさんは日本語で聞いてくれるのでびっくり(笑)。メキシコでまさか、日本語が通じるとは…安心感が半端じゃない。

ジャングルにいる気分を味わえる!

ゲストハウスとして貸している部屋は2つあり、ちゃんとプライベートも別れている。Wi-Fiも使えるし、お庭にはハンモックがあるのでそこでゆっくり過ごすこともできる。

ルイスさんが住んでいる家も敷地内にあり、そこでキッチンや冷蔵庫も使うことができた。ルイスさんの予約プランは朝食付き。ランチや夕食は村にあるレストランで食べたり、小さなショップで買ったり、料理をしたりすることができる。

ローカルフード「Tamales(タマレ)」

この日はルイスさんのおすすめの「Tamales」をテイクアウトして食べてみることに!このローカルフードは、トウモロコシをすりつぶして生地にして、チキンやスパイスと一緒にバナナの葉に包んで蒸したもの。シンプルな味で美味しく、お腹にすごい溜まる感じ(笑)。

私の友達、ライカ(恋しい!)

ルイスさん家族は二匹の犬を飼っているけど、もし犬嫌いの人がいたらこっちに来ないようにもできると言っていた。私は真逆、大の犬好きのため、ずっと二匹と戯れて午後は終わった(笑)。ルイスさんともすっかり友達になり、星を見たり、お散歩したり。素敵な1日を過ごすことができた。

さて、明日はいよいよお目当ての「チチェン・イッツァ」へ。詳しい詳細は次の記事(後編)で書きます。お楽しみに〜!

<ルイスのゲストハウス>


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