おかえりなさい

【1回2秒でHappyをよぶ言葉④】おかえりなさい

「★2秒でHappyをよぶ言葉 NO4「おかえりなさい!」★ 
 「ここは安心できる場所なんだ」と相手が思えるように出迎えたいものです。
 穏やかな顔と穏やかな声で迎え入れましょう 

「いってらっしゃい」が、自らどこかにでかけて、何かをしてくるというときに、勇気をくれる言葉、だとすると、

「おかえりなさい」は、どこかにでかけていて、何かをしてきたときに、よくがんばってきたね、と安心感をくれる言葉かな、と思います。


「ホーム」という言葉がありますが、

ココが自分が帰ってきていい場所なんだ。と思えること。

ココには、自分の戻ってくる場所があるんだ、

わたしは、ココに帰ってきていいんだ、という包容力に包まれること。

それが、「おかえりなさい」が持っている力ではないでしょうか。


わたしはフルタイムでずっと仕事をしてきているので

娘が小学校時代に学校から帰ってくるとき娘の「ただいま」にたいして、「おかえり」を言えることがほとんどありませんでした。

なので、私が奇跡的におうちにいて、娘に「おかえり」を言えたことがあったとき、

あのときの娘のうれしそうな顔!とても印象的でした。


時代は進んで、現在はテレワーク/在宅勤務などの制度も整備されてきました。

その制度を利用した日は、仕事をしている日でも、娘に生で「おかえりなさい」が、言える!

それはそれは、わたしにとっては、(たぶん娘にとっても)うれしいことでした。

テレワークにはこんな効果もあったのね!と発見したことを覚えています。


ところで、職場においても、「おかえり」は大切です。

部下や仲間が外出から帰ってきたとき、

”結果はどうだったんだ!”と目くじらをたてるのではなく、

まずは、よく帰ってきたね、という気持ちで、にこりと笑って

「おかえり」と迎えてあげてください。

いい結果であれ、難しい結果がであれ、「おかえり」と受け入れてもらったほうが、相手も安心して報告できる、というものです。


ちょっと想像してみてください。

テストの点数がとっても悪くて、おうちにかえりたくない、という小学生の気持ち。

帰ったとしても、お母さんには見せないでおきたい、このテスト、なかったことにして捨てちゃおうかしら、なんて考えてしまう気持ち。

そんなとき、親側から考えるとどうでしょう。

テストの成績がとっても悪かったからといって、帰ってきてくれなかったり、テストの結果をなかったことにされたりしたら、

それはとっても悲しいことですよね。

じゃあ、どうしたらいいか。

どんな結果であれ、取っちゃった点数は変えられないので、

受け止めてあげて、これを活かして次に頑張ろう、と言ってあげられることが大切なんじゃないでしょうか?


どんな結果を持って帰ってきたとしても、「おかえり」と出迎えてあげて

がんばったこと、(がんばれなかったことも含めて、テストを受けたということ)については、

認めてあげること。これはなかなか難しいけど、大切なことです。


最後にプライベートなお話です。

小中学校時代を比較的優等生的成績で過ごしてきた私ですが、

実は小二のときに全然勉強しなかった時期があって、算数で40点を取ったことがあるんです。(小2で50点以下、って危険ですよね!?)

でもそのとき、母親が受け止めてくれた。

どこが分からなくて、次からどうしたらいいか、考えさせてくれたんです。

おかげさまで、その次のテストでは、クラス最高点を取ることができて、そのあとの私につながるわけですが・・・

いまでもあのとき、受け止めてもらえたことに、とっても感謝をしています。


包容力をもって「おかえり」って温かい気持ちで、言える人でありたいものです。


■コミュニティカウンセラーとして活動しています!
http://ccnj.info/
コミュニティ・カウンセラーとは、家庭や学校、職場、地域社会、
そして被災地・避難地などにおいて、周囲の人々を支え、必要に応じて心の応急手当(プライマリケア)を行う
最小限の訓練を受けた市民のプチカウンセラーです。

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