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【番外編】安心・安全な子ども食堂をめざして「子ども食堂運営セミナー ~ヒヤリハット、失敗談から学ぼう~」

子ども食堂サポートセンターいばらきの伊東です。
今回は番外編として、
7月25日(月)に実施した「子ども食堂運営セミナー」をご紹介します!

前回の訪問レポートはこちらから!

サポセンはどんなお仕事している?

子ども食堂サポートセンターいばらき(以下「サポセン」)では、
子ども食堂や学習支援など、子どもの居場所に関する総合相談、人材育成、地域ネットワークの強化など、さまざまな事業に取り組んでいます。

詳しくは、サポセンのサイトをご覧ください♪

今回実施したセミナーも事業のひとつ。

今回のテーマは、
「子ども食堂運営セミナー ~ヒヤリハット、失敗談から学ぼう~」

子ども食堂を運営している皆さんと、ヒヤリハット事例や失敗談を通じて、リスク予防・対応策について意見交換をしました。

参加者同士で自己紹介

1.まずは自己紹介
まずは、参加した皆さん同士で「自己紹介シート」を使ってあいさつ!
〇団体名、名前
〇好きなこと
〇自分の子ども食堂が自慢できること
〇この行事に参加した理由
〇運営で困っていること
などなど。和やかな雰囲気で自己紹介をしていただきました。
さっそく本題へ~!

全国のヒヤリハット事例や失敗談を学ぶ

2.全国の事例を読んでみる
全国の子ども食堂運営者を対象とした、ヒヤリハット事例、失敗談に関するアンケート結果(提供:むすびえ)の一覧を読んで、感想を共有します。

「お弁当の予約数を間違えてしまって、急いで追加で作ることになった」
「真夏の気温上昇により食材が傷んでしまい、
 作ったお弁当をすべて捨てて作り直した」
「調理ボランティアスタッフが、鍋を移動中に転倒して
 大ケガをしてしまった」
     などさまざまな事例がありました。

みんなで話し合い、リスクを共有する

3 自身の子ども食堂で起こった、または起こりうる事例を挙げていく
自分たちの子ども食堂で、ヒヤリハットした事例、リスクを共有します。
「不審者対策が難しい」
「有機野菜や家庭菜園のお野菜をいただくが、
 丁寧に洗っても虫がついていることがある」
「人権や教育に対する考え方、衛生観念など、
 ボランティア間の差が大きい」
「子どもだけで来た後、自宅に帰らずに別のところに遊びに
 行ってしまった子がいる」
「食中毒対策が必要。生焼け、加熱不足などに注意が必要」
「記録用に写真を撮影していた時、
 やめてほしいとの話があった(後ろ姿でもNG)」
「鶏肉は、カンピロバクター菌拡げてしまうことにつながるため、
 水洗いNG」
すぐに対策できるものから、難しいものまで、多種多様な事例が
ありました。

リスクを踏まえ、対策を考える

4 対策方法を考える
リスクを出し合った後、対策方法も考えました。
「写真撮影する際の許可を徹底する」
「自分たちの『当たり前』を疑うことが大切」
「(食中毒を防ぐために)鶏肉は、水洗いはしない、
 調理器具の熱湯消毒をする」
「子ども食堂は、気軽に取り組める活動ではあるが、
 スタッフ研修の必要性を感じた」

テイクアウト形式でお弁当を配布している団体から、
「これから暑くなるので保冷剤やクーラーボックスの用意を検討している」「お弁当には早めに食べていただくよう伝えたりして、注意喚起する」
「ボランティアさん向けの研修もしてほしい!」などなど・・・
貴重なご意見をいただきました!
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

まだまだ知らないことがたくさん!!

安心・安全な子ども食堂運営を

今回のセミナーでは、おいしいものを提供するだけでなく、
「安心・安全なもの」を提供する大切さを学ぶ機会となりました。

子ども食堂同士で意見交換もすることができ、とても有意義な時間となりました!日々の活動がお忙しい中、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

今年度は、9月に「子ども食堂スタートセミナー」も開催する予定です。
詳しくは、サポセンにてお知らせするので、ぜひチェックしてください♪

今回は、番外編としてお送りしました。
子ども食堂調査まだまだ続く!
次回も乞うご期待!

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