見出し画像

コロナ後の学校(と家)

noteでははじめまして。塾・家庭教師をしてる「すぎやま」です。

教育関係(特に北海道札幌のお話)をブログに書いていますが、こっちには「固まりきっていないケド書いておきたいこと」くらいのことを書き溜めておこうかと。まあ、ブレインストーミングくらいにバラバラなことを吐き出しておくだけです。予めご容赦ください。

あ、タイトルの「コロナ後」はどーでもいいです。今の状況でたくさんの人が気がついて「学校の意味」を見直して、、、という「ある時」を表す言葉として選んだだけです。コロナで無くて「オンライン授業を体験して」でもいいんですが、ヒキが弱いかな(笑)、だけですm(_ _)m

「学校に通う/通わない」という選択のお話

この臨時休校の後、きっと「学校に行かない」という選択をする人がいるだろうなー、と

てなことを呟きました。
まあ、当たり前に想像がつくことをわざわざ呟いた理由をダラダラと書きます(笑)。

不登校団体のお手伝いしていた。(≒不登校の子と遊んでいた)

大学時代(富山県在住でした)、不登校関係の団体でお手伝いというか、、、学校行っていない子と遊んで、状況見て、、、というお手伝いをしていました。

その頃(20年くらい前)から「学校に行かない」という状況での学習方法は問題があることは言われていましたが、なんせ「不登校」。ごく小数の児童(生徒)ですので、「まあ、しかたないよね、学校行ってないし」で終わっていました(し、私もそう思っていました)。

小学校の先生・高校の先生になった

富山で小学校の臨時講師(情報教育アドバイザーとやら)をして、その後札幌に移住。札幌でも不登校団体のお手伝いしつつ、生活費を稼ぐために期限付講師をすることになって、、、気がついたら高校の先生していました。

期限付の教員時代に定時制高校の勤務を2校(3年くらい)経験。学校(小学校・中学校)に行けていなかったケド、定時制に通ってみたら勉強(学習)が楽しいという話を多々聞きました。同様にいわゆる「底辺校」と呼ばれる高校でも同じ経験しました。
また、学校に来れない(来ない)生徒を教えることは「高校ではとても難しいことだ」ということも知りました(法律的なもの・慣習的なものの双方から)。
学校に行ってないけど勉強したい子は多いんだなーと思いつつも「学校で対応できないんだなー」というのが10年前〜6年前くらいのお話。

家庭教師/塾の先生

教員を辞めて、家庭教師をし始めてからは「学校に行けるけどちょっと大変」な生徒さんを中心に教えるようにしていました。

今回の臨時休校で家庭での学習が「心地よさそう」な生徒さんは複数人居て、、、学校に行くことがストレスになっていたんだなーと感じることがあったりしています。

何年も変わっていない「学校教育の環境」
(=不易と流行のお話)

学校現場に居ないと使わない言葉の代表選手の一つ「不易と流行」。
教育において「変わらないもの」を表すのが「不易」
教育において「変わって(変えて)いくもの・新しいもの」を表すのが「流行」
です。

学校教育において「黒板とノート」の形はどうやら「不易」です。

私個人としては不易であって欲しいと思っていますが、、、もうそういう時代ではないなーとも思って教員時代には「プリントとパワーポイント」だったり「板書なし・説明のみ・理科実験」といったことをしてみたんですが、どうも生徒の「慣れ」が無いので学習の定着が難しく、、、私一人がどうにかする話でもないなー、と。

そんなわけで学校で「黒板とノート」に象徴される対面の授業以外は中々難しい状況であった、と考えています。
パソコンでの授業であっても、あくまで「対面で授業する」ので、PCルームとかに生徒を集めて授業。どこでも好きなところに居て授業、ということではないわけです。

このコロナの状況下で

学校で教えることが無理になって、家で学習をせざるを得ない状況に追い込まれました。しかも「全ての児童・生徒」がです。

まるで希望の国のエクソダスの後書きじゃないか、とか思ったのは私だけですかね(笑)

村上龍の「希望の国のエクソダス」の後書き
「今すぐにもできる教育改革の方法は?」という問をウェブ上で村上龍さんが出し、解答として「今すぐに数十万人を越える集団不登校が起こること」と書いたんですが、「そんな答えおかしい」って書き込みがあって、、、という話が書いてあるんですm(_ _)m

強制的に「非対面での授業」になりました。(学校の外で授業ができていないという辺りの話は「別の物語、いつかまた、別のときにはなすことにしよう」で)
オンライン双方向授業や、プリント配布型、動画視聴型など、色々な方策が取られていて、、、。家で結構学習できている(と思っている子が多い)んですよね。

理由というか説明というか

ダラダラ書いたので、わかりにくいですが、、

1. 昔から学校(小中高校)は不登校の児童・生徒が居て「学校に来ない状況での学習」が存在したが、実質的には何もしてきていなかった。
2. 学校に来ていない子も勉強したら楽しかった・勉強したかったという話があった3. 学校の学習方法としては「黒板とノート」に象徴される対面式を突き詰めて来ているので、オンライン・非対面での学習に関してはまだ未発達(というか未発現)だった。
4. 上2つの状況の上に、全ての児童・生徒を同時に非対面式で教えることを全く想定していない状況。まともにオンラインでの学習が始まるわけない。
(→保護者がサポートして教える形or生徒自身のペースでやっていく形に)

で、「家で勉強進めていくほうが楽ちんだ」「学校行かなくても良くない?」と感じている子が増えているように思います。実際に「学校始まらないでいい、今のペースが丁度いい」と言ってる子もちらほら居ますし、、、。まあ、実際にどのくらいの人数かはわからないですが「思っているよりも多い人数が、学校再開後に学校に行かなく(行けなく)なるんじゃないか」と感じています。

その上で

この先、学校ではない場所での教育・学習が増えるといいなー、、というか「学校がやるべきなんだけれど、すぐには対応しきれない学習」についてはさっさと外注に出す(か、できないと表明する)ことにして欲しいなーと思ってます。家が良い子、家じゃなく別の場所がいい子、学校がいい子、、、どこででも同じように教育を受けることができることが理想だなー、と(たぶん、すげー難しい)。

ニッチなところを埋めていくのは塾/家庭教師のこれから先の仕事なんじゃないかな、、、とか。

オチもなにもないです。終わり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?