どんぐりが落ちるころ

傾いた太陽が風を誘う

どんぐりが落ちるころ

木々が秋を感じさせる

どんぐりが落ちるころ

木漏れ日に照らされる

葉っぱは黄色味がかり

どんぐりが落ちるころ

コトコトンと音がする

どんぐりが落ちるころ

どんぐりは落ちると帽子を脱ぐ

どんぐりに誘われて

リスたちがやってくる

ドングリの実は

秋の訪れを感じさせる

拾っても拾ってもどんぐりはまた落ちる。

どんぐりが落ちるころ

山も表情を変える

どんぐりが落ちるころ

木々は優しく色を変え

冬の訪れを待つ

短い秋

世界はそうやって移り変わる。