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題名 「一度の主役」

生まれ落ちたこの地で
一度きりの舞台を
繰り広げていく。
かけがえのない時を追い
刹那の風に吹かれながら
始まりを今に刻む。
書き記した思いを胸に
一つだけある
スポットライトへ目を向け
大きな深呼吸の先に
緊張と言うグレイの雲と
期待と言う白き雲が浮かぶ。
少しの笑顔と頷く心に
手のひらを握りしめたら
そっと開いて前を向く。
観客が居ない
一人きりのステージは
例え誰かが居ても
最期まで軽やかに
自分のままを演じていく。

           紗羅

自分を忘れないため
いつも原点に居たい。

それが自分の望みであり
主役として生きていくこと。

「初心忘るべからず」

謙虚に取り組む気持ちや
緊張感をしっかりと持ち

出来ないこと、恥ずかしいこと
壁にぶつかり頭を抱える気持ち

そんな自分と葛藤する思いを
生涯抱えながら
この命を全うしたい。

表舞台も裏舞台もなく
しがらみも捨て去り
この場所で自分を生きるだけ。

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