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題名 「月の灯り」

静かな月の夜に
見上げる空は
穏やかな時を迎え
この身をゆるりと解き放ち
訳もなく溢れる涙が
乾いた先には
ほんのりと暖かさを感じる
笑顔が待つ。
この身体を流れる
血の巡りを辿るように
自身の奥深くへ眠る
捉えて止まない
自縛で封じている身体を
瞳を逸らさずに
掻き分けていく。
心を歩く度に軋む音が
自分へ縛りをかけている
痛みだったと
この身に深く沁みながら
月夜の明かりが眩く照らす。
すべてを知るように
尊い存在だと
この心が気づく時
月の灯りの行方は
自分を許していく。

           紗羅

今日は満月。
仕事帰り見上げた空に
大きな月が見えました。

冬空の下に優しい光が灯り
気持ちがホッとします。

落ち着きある夜は
自身を省みながら

反省したり、浄化したり
リセットをかける。

忙しい日は
呼吸が浅くなったり
肩に力が入ってしまい

自分へ向けられる視線が
浅くなっていく。

ゆっくりと深呼吸をしながら
今日の満月をじっと見つめて

真っ直ぐに向き合います。

そして目を閉じて
一つだけ息をついたあと

目を開けると…

とてもスッキリとした自分がいます。

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