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題名 「切なさの檻」

夜が明けても
自分に映る画面は
まだ暗いままの空間
音もせずに誰もいない。
言葉は沈黙を貫いたまま
俯く視線と虚ろな瞳に
心はどこにあるのか。
自分を知らぬと何も見えず
空虚の世界は自分が作り出す心
ここから抜け出そう。
冷え切った鉄格子を
両手で強く握り
少しずつ身体に伝わる
痛いほどの冷たさは
今の心だと感じていく。
このまま手を離さずに必死で掴み
先をゆく自分を思い浮かべ
視線を上げたら真っ直ぐに見つめる。
檻は炎に包まれ燃え盛り
煙に巻かれていく自分は
目を閉じてその場で佇む。
今見ている現実から目を覚まそう。

              紗羅

時々殻に閉じこもり
闇を見つめることがあります。

疲れた時
何かの壁にぶつかる時
自分の感情と一致しない時
いろんな思いを抱いて
深く落ちていき
弱さに浸かっていく。

檻の中にいる自分は
自分の発言や行動と
相手の思う気持ちを
慎重に思い出しながら
深く反省をしていく。

この中にいるからこそ
分かることがたくさんあり
また這い上がった時に
自分をしっかりと活かすためです。

逆らわず流れのままに
身を委ねていくと

そろそろ這い上がれと
押し上げるような波がやってくる。

心のゲージが溜まっていく感覚と
体への活力を感じていく。

また自分を試されに
この檻から出ていき
今と向き合い前へと進む。

いろんな思いを日々痛感しながら
生きている日常があり

プラスに上がっている時よりも
マイナスに下がっている時に
自分は何を思うのか??
その心を大事にしています。

詩よりも、自分のあとがきが
長くなってしまいました。
読んで頂きましてありがとうございます。

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