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あぁ死ぬ前にもう一度ジュリアナで踊りたい

なんて思ってるアラ還はいるだろうか
例えば踊るのが好きでなくても

生きているうちにまた、バブル期の
羽振りの良かった頃の日本に返り咲きますようにと
熱望する人は多いのではないだろうか。

そんな人たちがきっと「日本を、取り戻す」
なんて言う。

私はバブリーの恩恵は受けないが最後の昭和ということで
上の世代に散々可愛がられた。
お酒もたくさんのんだし、クラブにもいきまくった。
それでも今は、若者の感覚へシンパシーがある。

バブリーの頃は札束を握ってザギンでシータクに列をなした世代も今は、
お酒飲まない、パーティーしない、恋人いらない、子供いらない
一人で趣味に没頭するのが好き

正反対とも言える国民性になった。
30年超えにも及ぶ不況の中で育った世代は
ギラギラしたものを望まなくなった。

ゆとり教育がなされた実験世代、
以降の平成令和はもっとゆるくなった
ハングリー精神が足りないだのもやしだの散々な言われようだ。

しかし環境が変われば人の性質が変わるのは当然のこと。
ギラギラ目を輝かせて昼夜働いたところで儲からない。
才能が突出しているかアヤシイ仕事でもしないと裕福にはなれない。
ほとんどの家庭が共働きしなくては収入が足りない。

お金に余剰があると、人は遊びが上手になる
お金が不足すると、人は人生を遊んで過ごす

まさにワークライフバランス!

ところで内閣府男女共同参画局は
「仕事と生活の調和憲章(仕事と生活の調和)」を推進している。

美辞麗句の行間を読むとこう書いてある;

ー誰もが仕事上の責任を果たし、個人の時間を持てる双方の調和を実現
ー男女問わず誰もが経済的に自立し、労働市場に参加することが我が国の活力と成長力を高める
ー少子化に終止符を打ち、持続可能な社会を実現

若者に寄り添ったワードの選択をしているつもりだろうが

若者には「コッカノタメニ ハタラケ、ウメ、オサメロ」にしか聞こえない。

ちなみに若者的なワークライフバランスに置き換えるときっとこうだ;
ー仕事と趣味のバランスは自分で決める
ー国の成長よりも個人のレベルアップ
ー産みたきゃ産む、産みたくなきゃ産まない

バブルの甘い蜜など吸っていないのに
働かなくなった蟻を白砂糖で釣っているようだ。

だから現代の若者にしてみれば
「いや、ちょっとその時代はご遠慮しておきます。」
となるのではないだろうか。

それでも、
いい大学に入っていい企業で働いたところで
現代(イマ)風の幸福感は味わえないというのに、
それを痛いほど味わったというのに、

親になった途端に、
過去にバブル世代の両親から受けた教育の二の舞を演じる
こぞって子供を塾に通わせ賞味期限の過ぎたシステムに課金する

あたかもそう条件づけられているかのように、、

「戦後レジームから日本を日本人の手にとり戻す」と謳った
あのスローガンも虚しく
今の日本は取り戻すどころか
同じ自民党政権により大バーゲンセール中だ。

「子供達が誇りに思える日本」どころか
外国人と共生するために日本人の血税が彼らの生活費に充てられている。

そもそも日本人が日本に誇りを持てないためのプロパガンダがあったこと、
その内容を明確にしない限り、
何から何を取り戻すのかが不明瞭だ。

今生きている日本人は少なからずWar Guilt Information Program(戦争責任広報計画)に毒されている。「戦争をした日本は反省をすべきだ」教科書が黒塗りされて以降学校教育現場においても徹底的に反日教育が行われた。

世界で最も成功した社会主義国日本に育った祖父母や両親は
ディストピア小説に描かれるようなスクリーン、セックス、スポーツにどっぷり浸かりたっぷり消費した。

彼らはみな、日本はなんて豊かでいい国だと口を揃えて言う
バブル崩壊後は30年間経済成長をしていない数少ない国の一つであることには何の疑問も持たないようだ。

バブルはウォール・ストリートによってもたらされ、
ウォール・ストリートによって崩壊させられた。
勝ち取った栄光だと信じてやまない人にそんなことを言っても聞こえまい。

スクリーン、セックス、スポーツそして今はスマホが加わった。

「日本は戦争で悪いことをしました。アメリカのように自由で世界をリードするような国を目指します。SDGs目標達成のために、多様性を認める社会づくりを目指します。」とでも言っておけばテストで100点取れるだろうか。

日本を取り戻さなければならない相手のプロパガンダにまんまと
ハマり続けたまま、自民党支持者は言い訳がましくこぞってこう言う

「自民党の汚職は酷いけど、野党が育ってないからねぇ、仕方ないね。」

日本の半導体技術が政府によって切り売りされ、それを元に成長した外資が日本に工場を作るために逆輸入されることを屈辱だとも理解できずに、
想定される健康被害は日本の経済成長のために我慢をする必要があると言う人、

世界の医療の発展のために日本人がモルモットになることに問題を見出せない人、生き延びたネズミがいない新薬を体内に注入するのを躊躇わない人、

ねぇ、そんなに1番になりたいの?

まさか、1番になるために命を犠牲にするの?

諸々の理由で支持はしていないが、あの言葉がぴったりだ。
「2番じゃダメなんですか?」

自民党の謳い文句が嘘だらけであったことバブルの栄光が虚構であったこと、日本が貧しくなる中で日本の政治家だけがウハウハと女の子にお酒にバブリーな生活を続けてきたこと

ぐだぐだと30年も言い訳をし愚策で日本を潰しゆく人たちに期待しつづけいつまでも死にたくないと延命医療にしがみつき、若者にハタラケ、ウメ、オサメロと平気で言う。

ウクライナ戦争だ台湾有事だ
テレビを消して自分のアタマで考えてみればわかりそうなものを
見たこと聞いたことを得意げにおうむ返しし、
野球の試合でも観戦するかのようにガワをとる。

戦争は利権だと言うことを、
コンピュータ上のお金は本当は存在しないと言うことを、
本当の豊かさとはカネではなく人の幸福度だと言うことを。

先代よりも個人の”幸福とは何か”の理解を深めた若者たち。
もし、彼らが政治に興味がないのではなくて
ガツガツした見せかけだけの政治に共感できないだけだとしたら?

ミニマリスト故にホンモノとニセモノの品定めがうま過ぎて
投票したいホンモノが一人もいなかったのだとしたら?

バブリーがどんなに嫌がろうと、
これから日本に生まれてくる日本人の子供はバブル世代とは感覚が違う。
どう足掻こうと新しい日本を創っていくのは彼らだ。

伝統を守るためには努力が伴うことを忘れてはならない。
日本の朝食がパンにスープになったのは誰の責任かを思い出してほしい。
それでも若者が働かないし産まないからと、若者を見捨て
少子化対策に外国人を誘致する方がまだましだとでもいうのだろうか。

過去の栄光にしがみつくのはダサいから、共に破滅以外の道を探したい。

そして私は今生きている多くの日本人が忘れてしまった
「日本の心」をしっかりと感じたいと思う

多様な文化を受け入れてもぶれない精神性

日本に生まれて日本を誇りに思うこと
私の遺伝子に共鳴する御先祖様の生活を、
日本人らしさを今、表現していきたい

玄米食が貧乏くさいだなんて言わせない
梅干しの塩分が高いだなんて言わせない
外で遊んでるくらいなら勉強しろだなんて言わせない
風の、虫の声が聞こえる日本人になりたい

日本の何を取り戻さなければならないのか
何を創っていかなければならないのか

これを最後まで怒らずに読んでくれた方と一緒に考えていきたい。

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