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主観が入ってないレビューに興味がない

"レビュー"というものををしてきて早くも10年が経とうとしている。

大学を卒業するくらいの時にブログを始め、最初はエフェクターのレビューをあげていたところから、今はカメラやガジェットのレビューをアップするに至っている。

10年もやってきたが、この業界(?)ではまだまだ中堅くらいだと思っている。クオリティも考えの深さもまだまだ。もっとわかりやすくて見てくれる人が楽しめるようなコンテンツを作っていきたい。


さて、主戦場がブログからYouTubeに移った僕の活動ですが、最近YouTubeでもショート動画が流行っている。

僕個人の意見としてはショートの動画よりもロングの動画の方が圧倒的に価値があると思っているし、今後もロングの動画の方が生き残るとは思っているのだが、そんな話を始めると3時間はゆうに超えてしまう。

とりあえず今後のことはさておき、今は"ショートがキテいる"のは間違いない。

情報をサクッとショートで得られる時代。もちろんショート動画業界にも製品レビュー動画がたくさん存在しているのだが、見てみるとスペックのみを紹介するに止まっているものが多い。

個人的にはもったいないなぁと感じてしまう。

レビューに何を求めるか

そもそもレビューとはなにか、日本語で置き換えると批評である。物事についてその価値を判断し、論じるということ。

今回は特に製品レビューのことについて話したいので、それは製品の価値を判断し、論じるということである。

極論を言えば、実際にその製品を使わなくても、スペックや社会的な情勢からその製品の価値を判断することができる。それもレビューということができるだろう。

それも良い。いや全然悪いことじゃない。

でも僕がレビューで求めているものは、その人がなぜその製品を使うのか。なぜその製品が好き(もしくは嫌い)なのか、というところである。

正直、製品スペックなどの情報は公式サイトを見ればわかる。というかいろんなYouTuberやブロガーがすでに書いてくれているので、別に特定の誰かじゃなくて、ぶっちゃけ誰が発信してても良い。


…そう、別に情報をなぞるだけなら誰でもできるのだ。だからその発信に興味はない。別に誰が発信していても気にならない。

でも主観が入っているものは素敵に感じる。その人の背景を元に、どのような使い方をして、どのような経緯で今の製品に辿り着いたのかという部分がわかると自分でも使っているところを想像しやすい。

たとえば、僕はパートナーと旅行にめっちゃ行くし、だからこそできれば軽いカメラやレンズ・ガジェットを使いたい。

だったら同じようなスタンスの人のレビューの方が参考になる。求めている機材が同じだから失敗が少なくなる。


といった感じで、情報以外の価値が生まれるのだ。

"なんとなくセンスが良いから"とかももちろんあるが、発信者のパーソナリティがみえる方が自分は動画やレビュー記事を見た時に満足感がある。

主観が入ってないものはただの情報になってしまう

ここまで語ってきた通り、主観が入っていないものはただの情報になってしまう。そうするとその人の価値は基本的には速報性と網羅性の2つのみなんじゃないかと感じてしまう。

もちろんその二つでメディアに勝てるならそこで戦うのもありだ。突き詰めればそれは個性になる。

僕が速報性と網羅性でパッと思いつくところはワタナベカズマサさんとか。

ちなみに語弊のないようにいっておきたいが、カズマサさんのレビューは中身も素敵である。ちゃんと使って、どういうところはGoodでNGなのかをご自身の経験を元に話している。

その上で速報性と網羅性も兼ね備えている。何が言いたいかというとバケモンであるということ。いや神であるということ。

メインのチャンネルはほぼ毎日に近く更新されている。この上でサブチャンやったりゲームやったりしてるんだから、カズマサさんに勝てる気がしない。


情報だけで戦う場合、これからYouTubeでやっていく場合にはカズマサさんの2~3倍で動かなければならない。

カズマサさんはYouTuber界の室伏広治だと思っているので、これを超える人類はなかなか現れないだろう。

つまり、情報だけで戦うのは基本的には無理なのだ。

以上、僕のポリシーでした

ここまでなんかいい感じに語ってきましたが、ここまで話したことが僕のポリシーであります。

製品についてはできる限り使い込んで、それをなぜ自分で使い込むのかという部分について考察して、レビューする。これが僕の中では大事なことである。

もちろん時々スペックだけをなぞる時もある。それはその活用の中身以上に速報性が求められていると感じる時のみだ。その時以外はしっかりと中身を語る。


また、これをショート動画にうまく組み込むのが僕の今の課題である。10年もやってきて、まだまだ自分に課題が見つかるのだから、人生って面白いものだなぁ。

たかを。

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