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大人の旅スタイル〜京都・平安神宮桜音夜紅しだれコンサート2024〜

平安神宮桜音夜
紅しだれコンサート

この1週間、天気予報を見続けていました。
4月3日の京都の空模様を祈る気持ちで眺めては、ため息。
昨日の天気予報では、今日の京都は終日雨、さらに降水確率は90%。
以前も話しましたが、普段であれば雨は嫌いではありません。
ただ、4月3日18時40分から開演予定の平安神宮桜音夜(さくらおとよ)紅しだれコンサートは、平安神宮東神苑、栖凰池のほとり、屋外での開催です。座席がないため、傘があると視界を塞いでしまいます。念のため、透明のビニール傘を準備して出かけました。

平安神宮 桜音夜〜紅しだれコンサート2024〜

京都近代美術館

午後4時過ぎ、平安神宮前に到着し、早めの夕食を近くにある京都近代美術館1Fにあるcafe de 505で自家製生パスタをいただきました。熱々の鉄板で供される生パスタは、印象に残る美味しさでした。事前に左京区岡崎辺りのカフェやレストランを調べておいたのですが、午後4時を過ぎると、どのお店も閉店しており、唯一開いていたのが美術館内の生パスタ専門店でした。

ぐつぐつのカルボナーラ
京たまごを添えて
きのこのトマトソース
自家製パスタのお店
美術館のホールから眺める桜
モノトーンでシックに纏められたエントランスホール
リズミカルに並べられたカッシーナのキャブ(チェア)

今回、食事だけが目的で立ち寄ったため企画展を観ることはありませんでしたが、エントランスホールの景色が美しかったため写真におさめました。
桜を眺めるため、大きく開いた窓前に置かれた椅子の黒とグレイッシュな景色が、絵画のように美しく、その全景に見とれていました。
黒革のチェアは、カッシーナ社のキャブという商品です。
背もたれ、座面、脚の部分が直線でできているため、見た目からは座り心地の良さをイメージすることが難しいかもしれませんが、もし見かけることがあれば座ってみてください。
とても座り心地の良いチェアです。

雨の大鳥居
6時15分応天門前に集合

蔦屋書店

会場時間までまだ少しあったため、近くにある蔦屋書店に立ち寄りました。
すぐ近くに京都近代美術館と京セラ美術館がある影響でしょうか、アート系の書籍が充実していました。
珍しい本に巡り会えたことが楽しくて嬉しく、2冊の文庫本を購入しました。

「美人の日本語」山下景子著
幻冬社文庫

口にするだけで心が美しくなる言葉が1日1語、365日分収められた本です。
ちなみに今日4月3日の言葉は
「蘖(ひこばえ)」です。

蘖(ひこばえ)
そしてまた一歩から

切り株や根元から出てきた新芽のことを蘖と言います。
「ひこ」とは曾孫(ひまご)の
ことです。
太い幹に対して、新しく生えたかわいい新芽を曾孫に見立てて、蘖と呼ぶようになりました。

美人の日本語
平安神宮正面の蔦屋書店
蔦屋書店のある建物の全景

東儀秀樹&東儀典親(雅楽)コンサート

開場を待つ傘の花
ライトアップされた東神苑
しだれ桜
ステージは東神苑貴賓館

一番楽しみにしていたのが、今回のコンサートです。
雅楽師である東儀秀樹さんが奏でる笙(しょう)や篳篥(ひちりき)の音色は、心だけでなく、全身に沁みるように感じました。
また笙(しょう)は、パイプオルガンの原型である話など、知らないことを面白く聞くことができました。
楽曲は、伝統的な雅楽はもちろん、オリジナル楽曲も素晴らしいと思いました。
今回私が一番好きな曲は、クィーンの
「ボヘミアンラプソディ」と
「I Was Born To Love You」のメドレー。
高校生の東儀典親さんのピアノとギターとの競演も素晴らしいと思いました。
6時40分から7時10分まで30分のコンサートの間は、偶然にも雨が止み、傘のない状態で演奏を楽しむことができました。

お勧めのコンサートです。
ご参考になればと思います。

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