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『過去へ旅した女』


今日は、パラレルワールドを描いたドラマ映画のお話です。

1979年にアメリカで制作された『過去へ旅した女』。
現在と過去を行ったり来たりするSF恋愛ストーリーです。
日本では1983年にNHKで放映されました。
当時子供だった私ですが、とにかく強烈なインパクトだったのです。

「もう一度見たい」という熱い想いで、タイトルも分からなかったこのドラマを執念で探し続け、近年ニコ動で見られることを突き止めました!

そして30数年ぶりにあの感動、再び!!(TT)
今思えば、子供の頃にこんなドラマと出会っていたなんて運命だったのかも。

<ストーリー>
郊外の古い家に引っ越してきた夫婦。
妻ジェニーはその屋根裏部屋に白いドレスを見つけます。
でも不思議なことにそのドレスを着ると決まってめまいがし、19世紀末の世界へタイムスリップ。
そして当時のこの家の主である画家のデヴィッドと恋に陥ってしまいます。
デヴィッドの運命を知っているジェニーはその運命を阻むべく奔走。
今の夫と、昔の主との間で気持ちが揺れるジェニーの選択は?
そして感動の結末へ・・

しつこいですが、このドラマで描いているのはパラレルワールドです。
そのことを語るにはどうしてもネタバレとなってしまうので、まずはハンカチを持って、こちらの動画をご覧ください!!

『過去へ旅した女』
リンゼイ・ワグナー主演 1979年アメリカ(90分)
※3つに分割されています。1/3からご覧ください!


<ネタバレ注意> さて問題の結末です。

デヴィッドを助けるために、夫を振り払って屋根裏部屋へ駆け込むジェニー。夫がドアを蹴破って部屋に入ると、彼女はドレスを着た姿で息を引き取っていました。

数日後、この忌まわしい屋敷を一人引っ越す夫。
その時、屋根裏部屋から絵を見つけます。それはデヴィッドとジェニーの家族の肖像でした。
よく見ると、ジェニーの胸には自分が彼女にプレゼントしたペンダントがしっかりと付けられていました。

そこで夫はすべてを理解します。
ジェニーは本当に過去へタイムスリップをしていたことを。
そしてこの絵から、幸せに過ごした彼女の生涯を知るのです。
絵の中で家族に囲まれて幸せそうに微笑むジェニー。
夫も涙しながらも、それを見て静かに微笑むのでした。

さて、ここで一番意見が分かれるのは、屋根裏部屋で「彼女は消えていた、という演出の方が良かったのでは?」というところでしょう。

私も最初はそう思いました。
ジェニーはドレスを着たままタイムスリップをしたのだから、肉体はあちらへ行ったのでは?と。

いえいえ、違います。
なぜなら、これはパラレルワールドだから。

パラレルワールドとは、多次元のタイムライン。
そのタイムラインの数だけの自分がいるはずです。
今の私が消えて、違うパラレルワールドに移行するわけではないのです。

ジェニーはこの世界では生涯を終えた。
でも別のパラレルワールドでは生きている(生きていた)。
それぞれのタイムラインに、それぞれのジェニーがいるのです。そう考えると、最初違和感を感じたシーンでしたが、あれで良かったんです。

少し時代の古さは感じますが、このドラマ、時代を先取りしすぎ!!
今だからこそ、多くの人に知って欲しいイチオシの名作です。

今日も記事をお読みいただきありがとうございました♪

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Sara

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