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感じることを味わう

わたしは幼少期、草花をジュースやケーキにみたてた遊び、幼稚園の先生やお母さんになりきる ごっこ遊び、秘密基地を作ったり探検する 想像・空想遊びが好きでした
そうして、目には見えない、「何か」を遊びの中から生み出し、展開を繰り広げていく
子どものあそびには、際限も果てもない自由な創造性があります

わたしは、生まれてから住宅地で育ってきましたが、歳を重ねる毎に、自然を感じられる環境に心身浸りたいと、感じるようになりました
自然の中で過ごした経験が、ほとんどないに等しいにもかかわらず、です
二年半、二拠点生活で月に一度、森の小屋で過ごすことが出来たことも、わたしにとっては大きな影響がありました
森の静寂、沢の水が流れる音、森に棲む生き物たちの氣配や息遣い、山野草や山菜、山椒、栗など自然の惜しみない豊かさを受け取ったこと、薪火ストーブの火のパチパチする音や芯まで ほかほか するぬくもり、木漏れ日や繊細な季節の移ろいのグラデーションの美しさ…その一つひとつ、自然からもたらされ、自然がわたしを受容し、あるがまま、そのままを包み込んでくれる…

次第に「自然豊かな 清らかな水流れる野山を駆け回り 心身健やかに おだやかに わたしであることに安心してすごす」ことが、わたしには必要だと、感じるようになりました

わたしは夢の実現のために、時間とお金と氣力というエネルギーをかけて、今、現地視察へ来ています何件か物件を内見し、地域に住む人々の本音の話を伺い、海、山、川、その土地のエネルギー、一つひとつを感じ、味わっています
ひとしきり遊びをたのしむ、子どもの頃のように

そしてまた、あらたなきもちが湧いてきました
植物や自然を、静けさの中、ただ、感じていたい
ただ、観察したい
ただ、一つひとつ、生命の巡りや「いのち」の歓びを、噛み締めたいのです

わたしの  まちがひだつた  わたしのまちがひだつた こうして 草にすわれば それがわかる

『草に すわる』八木重吉



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