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欲望との向き合い方を考える

冷静に考えて、今の僕の生活はとても満たされている。毎日お腹いっぱいご飯が食べれて、好きな時間に起きれて、欲しい本が買えて、ネットが使えて、ゲームもできる。

結局のところ、僕が満たされない理由は社会との関わりによるものである。働くことが正義で、働いてないやつは税金を食う虫だという価値観がある限り、僕は一生引け目を感じる。

でも、働けないものは働けないし、劣等感を感じても何も得られない。無職は、金、女、社会的成功とか、そんなものに囚われずに、今あるものに感謝して、まったり生きていくのが幸せな気がする。不幸になる人は、そういった欲が得られないという思いから不幸になることが多い。

ただ、やはりそういう欲とうまくつきあっていくのも大事だ。僕は上記の欲が人よりは少ないのかなと思っているが、しかし、僕もいつかは社会のために働かなきゃいけないという強迫観念を持っている。そして、対人関係も頑張りたいと思っている。

ある欲は諦めるか後回しにして、ある欲は手に入れるために努力するというのがバランスのとれた考え方な気がする。つまり大事なのは、優先度の高い欲を満たすためにどう日常を生きるかということである。


ということで、欲の優先度を決めようと思う。
まず、人間の欲望はどんなものがある?とchatgptに聞いてみた。

人間の欲求は、物質的なものや経済的な安定など、身体的な満足から心理的な満足まで多層的です。例えば、住居、食事、衣服、安全、健康、認知、自尊心、関係、愛情などが含まれます。また、人々は宗教的な信念倫理的な価値観知識やスキル人間関係社会的地位、自分のポテンシャルを満たすことなど、多様な要因によって欲求が形成されます。

ちなみに、サムネの欲求は半世紀前に提唱されたマズローの欲求5段階説。マズローはそれに加えて、以下の二つの欲求もあると解説します。

・認知の欲求(知りたい、理解したいといった欲求)
・審美的欲求(調和、秩序、美を求めること)

で、最新の進化心理学を参考にした欲求ピラミッドがこちら。



パレオな男


住居、食事、衣服、安全の、下の2段は満たされていると思う。んで、マズローも最新版も、下2段のニュアンスは同じっぽい。次の所属/自尊心が社会的欲求に当てはまりそうで、そこから上は自己実現か子育てかみたいな話。

つまり僕がまず求めるのは、所属欲求なわけだ。確かにそうかもしれない。僕の今の心理は、子育て→全く興味なし 女→あんま興味なし 地位/自尊心→欲しいけど今じゃない感 所属→欲しい! こんな感じだし、最新版ピラミッドに当てはまっている。

でも、所属欲求を満たすのは難しいから、ピラミッドの外にある認知と審美の欲求(本、アニメ、信念)に逃げていたって感じだと思う。

所属欲求って、学生のうちに友達をつくるとか、仕事とかしていたら自然と満たされるものだと思う。でも僕は、ASDとか回避愛着障害とか持ってるから、これが満たされなかった。コミュ力が無かったり、人と感情を共有できなかったり、もっと良い環境があるはずだと回避的になってしまうことが具体的な原因。

そして、マキシマイザー気質があったのも、所属の問題を妨げていた。今話している人よりもっと良い友達がいるんじゃないか考えていたから、いつまでもピラミッドを登れなかったわけだ。


冒頭は、自分が思っていたことをつらつら書いただけなのだが、「今あるものに感謝する(所属)」「いつかは社会の役に立ちたい(地位/自尊心)」という感じで現れていたのだと思う。ここまで自分の心理に説明がつくとは、ちょっとしたアハ体験だ。最新科学すごい。

ということで、今関わってくれている人を大切にしつつ余った時間で、いずれ向き合う上段のピラミッドを有利に運べそうな欲求の、認知(学びや成長、自己認識)と、審美(信念、調和、幸福)を求めていこう!という結論に至った。

苦しみは、ピラミッドの二段以上上を見てるから起こることな気がしますし、焦らず一段ずつ登っていくことにします。みなさんのピラミッドはどこですか?



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