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『おりもの』の基礎を知って、不安を減らしませんか。

みなさんこんにちは、日本初のおりものシート サラサーティ note編集部です。今回は『おりもの』の基礎について記します。


冒頭のタイトル(画像)にあるような、ゼリー状のおりものが出て、ドキッとされた方、いらっしゃるのではないでしょうか。おりものは、女性のカラダの変化と密接に関わりがあるもの。ホルモンバランスやストレス、疲労、生活習慣などによって、おりものの状態は変わります。また、感染症や疾患などでも、おりものに変化が現れます。おりものの基礎を知っていれば、「この状態、実は健康!」「これは、ちょっと心配」といったセルフチェックに役立ちます。ぜひ、これからご紹介する、おりものの基礎を知り、不安を減らしていただければ嬉しいです。(ちなみに、ゼリー状のおりものは問題ありません。詳しくは本文でご紹介します)



おりものは何のためにあるの?

まずは『おりもの』という名前の紹介から。
おりものは、女性のカラダの中から“おりてくるもの”というところから生まれています。何が降りてくるのかというと

・子宮内膜の分泌物
・子宮頸管の分泌物
・膣壁からの分泌物および古い細胞などが集まった粘液
・バルトリン腺や皮脂腺、汗腺からの分泌液


つまり、子宮、膣、汗腺からの分泌液が混ざり合ったものが、おりものの正体です。子宮や膣、汗腺からの分泌液ですので、女性ホルモンの働きによって、量や質感(粘性)、色、ニオイなどが日々変わります。

そんな、おりものは、大きく2つの役割を果たしています。

1.自浄作用で膣内環境を整えている
膣内では、さまざまな菌がバランスを保って生息しています。そのバランスを保とうと働いているのがおりもの。子宮や膣の老廃物を体外へ排出するのはもちろん、おりものに含まれる乳酸菌の一種、デーデルライン桿菌(かんきん)が膣内を酸性に保ち、細菌の侵入を防ぐ役割も果たしています。

2.受精の手助けをしている
排卵期になると、おりものは透明でとろみのある水のような状態に変わり、分泌量も増えていきます。このおりものが、アルカリ性の精子を守りながらスムーズに子宮内へと移動できるように手助けをしています。


『下着が汚れる』『ベタベタして気持ちが悪い』『ニオイがする、周りに気づかれていないか不安になる』といった煩わしさばかりに目が行ってしまいますが、実はおりものは、女性のカラダを守る頼もしい存在。おりものについての知識が備わると、カラダの変化や体調、生理の周期など、自身のコンディションを確かめる目安にもなります。まさにおりものはカラダのサイン。「やるじゃん、おりもの!」と少し見直していただければと思います。


おりものの周期と生理の周期

女性ホルモンの働きを受けて変化をしていくおりものは、生理と同じように「周期」が存在しています。おりものの周期や変化の仕方をキャッチしておくと「そろそろ生理がきそう」「排卵日になりそう」といったことに役立ちます。

1-1.卵胞期前半
生理直後は、残った経血とおりものが混じって茶色っぽい状態。もっとも量は少なく、さらっとした状態です。

1-2.卵胞期後半
排卵期に向けておりものの量が増えていきます。

2.排卵期
もっとも量が多くなるのは排卵期(約2~3日間)です。透明でとろみのある水のような状態。ニオイは強くありません。この時期のおりものは、受精の手助けも担います。

3.黄体期
量はピークを過ぎ、次第に減少。ドロっとした粘性のある白濁した状態で、下着につくのが気になりやすい時期です。ちなみに、バナーで紹介した、ゼリー状のおりものが出やすいのもこの時期です。

4.生理前
生理前は再び量が増えてきて、ニオイも強くなり始めます。引き続き、ドロっとした粘性のある白濁した状態に。生理の数日前から少量の血液が混じることもあります。

おりものの量や状態は、女性ホルモン(エストロゲン)の量と深い関わりがあるため、年齢とともに変化や違いが見られます。初潮を迎えた頃からおりものの分泌がはじまり、妊娠可能な年齢になるとおりもの量が多くなります。エストロゲンの量が減っていく40代以降は閉経に向けて、おりものの周期性がなくなり、量も徐々に減っていきます。


おりもので知る、自分自身のコンディション

ここまでは、おりものの基礎的なメカニズムについてご紹介してきました。これを踏まえて、おりものを通じて自身のコンディションを確かめるためのセルフチェックポイントをお伝えします。『おりもの』を不快な存在から、頼もしい存在へと変えてください。


ポイント1|自分にとって正常なおりものの状態を把握しよう
おりものはとても個人差が大きいもの。そのため、「これが正常」と断定的に伝えるのが難しいです。そこで、まずは、おりものの周期が1周する間、おりものの状態と自分の体調の変化を観察してみてください。おりものシートや下着、トイレットペーパーについたおりものを観察していくと、日々の変化をキャッチすることができると思います。特に意識して欲しいのが排卵期。他の時期のおりものと状態を区別しやすいので、初めてでも「正常値」を把握しやすいと思います。おりものの観察と同時に基礎体温表をつけることもオススメ。おりもの変化とカラダとココロの変化の相関性を把握しやすいと思います。ぜひ、試してみてください。


ポイント2 | おりものの特徴を知っておこう

おりものの色
通常、おりものは、透明、白褐色、薄黄色をしています。生理前後は、血液が混ざったような白ピンク色や茶色のおりものが出ることがあります。色のついたおりものを見ると、ドキッとすることもありますが、ある程度は正常の範囲内です。生理前は子宮内膜が剥がれ始め、少量の経血がおりものに混ざって排出されるため、色の変化が生じやすいと考えてください。ただし、生理後も長期間、血液が混ざったようなおりものが続く、あるいは、強い悪臭や腹痛・性交痛が生じるなどの場合は注意が必要です。もし、そのような気配を感じられたら、速やかにお医者さんに相談してください。

正常なおりものの色と、注意が必要なおりものの色

おりもののニオイ
正常なおりものは無臭、もしくは少し酸っぱいニオイです。膣の中には、乳酸桿菌(かんきん)という菌が乳酸を分泌しています。この乳酸のおかげで、膣の中は他の細菌が繁殖しづらい酸性度の高い環境に保たれています。少し酸っぱいニオイを感じるのは、このためですので、ある程度は気にしなくても大丈夫。ただし、明らかにいつもと違うニオイがしたりする、魚が腐ったような生臭さを感じるといときには、カラダの不調のサインです。お医者さんに相談されることをお勧めします。

おりものの量
おりものは排卵期に量が多くなり、生理前にかけて少なくなるのが一般的です。多い人だと、おりものシートが膨らむほどの量になることもあります。おりものの量は個人差が大きいので、自分のおりものの周期とあわせて「いつもの量」を把握しておきましょう。また、妊娠中はおりものの量が多くなります。

おりものの質
通常、生理直後のおりものはさらっとした状態です。排卵期はややとろみがあり、生理前にかけてドロっとした粘性になっていくことが多いです。プルプルとしたゼリー状のおりものは問題ありまんが、カッテージチーズや酒粕のような白い塊の状態で、強いかゆみを伴う場合は、感染症や疾患の疑いが持たれます。早めに病院へ相談に行ってください。

ポイント3 | おりもの簡単チェックを試してみよう
「おりものがいつもと違う…。でも、これ、病院に行くレベルのことなの?」と、悩まれる方は少なくありません。また、婦人科に行ったことがないという方にとっては、「どこの病院に相談すればいいのやら…」と考えているうちに、受診に対して億劫さを感じてしまうこともあります。
おりものが発するカラダのサインを見逃さないために、「少し気になる」と感じられたら、“サラサーティ公式、おりもの簡単チェック”を利用してください。Web上で6つの質問にチェックを入れるだけで、今の「おりもの」の状態が正常か、あるいは医師に相談すべきかどうかの アドバイスを受けることができます。医師への相談が必要という結果が出た場合には、ルナレディースクリニックへとご案内します。ルナレディースクリニックはLINEを通じて医師に相談できるため、空いた時間に自宅で問診が可能です。病院に行く時間が取れないという方にも、オススメです。

バナーをクリックすると、サラサーティ公式、おりもの簡単チェック画面へと遷移します。



*おりものが出すカラダのサイン
病気

子宮頸がん、子宮体がん、子宮頸管ポリープ、淋菌感染症、トリコモナス膣炎、クラミジア感染症、細菌性膣症、カンジダ膣炎など。

心身の状態
生理周期、ストレス過多、過労、ホルモンバランスの乱れ、栄養バランスの偏りなど。



おりものシートの役割


生理の日以外は、おりものの日。そう考えた時、おりものによる不安やストレスを感じる期間はとっても長いです。つまり、おりものシートは、女性の日常を支える商品。さらっと快適で、笑顔の多い毎日を過ごせるようサポートしています。


<おりものシートの役割>
“おりものの状態の把握に”
おりものシートを交換するときには、必ずシートを見るため、日常的に活用することで、おりものの変化に気づきやすくなります。ご自身のコンディションのセルフチェックに役立ててください。


<おりものシートの役割>
“ベタつき、ムレを軽減”
おりものと同時にデリケートゾーン周辺の汗も吸収しますので、ベタつきやムレ感の軽減に役立ちます。夏場や汗をかきやすいスポーツの時などにもオススメです。また、サラサーティは、一人ひとりのライフスタイルにあった商品を揃えています。肌に優しいコットン100%のものや、活動的な場面でもヨレずに使えるもの、長時間つけ続けることができるもの、Tバックからはみ出さないものなどなどがあります。どんなシーンでも快適さを実感していただけると思っています。


<おりものシートの役割>
“清潔を保ち、身も心もスッキリ”
おりものシートはデリケートゾーンを清潔に保ちますので、雑菌の繁殖を抑えることに役立っています。雑菌の繁殖は不衛生なだけではなく、ニオイの原因になることもあります。「しゃがんだときに、おりもののニオイを感じることがあった。思わず周りの目が気になった」という体験から、おりものシートを使われている方もいます。ぜひ、おりものシートを活用して、ニオイのストレスから、ご自身を解放してください。


<おりものシートの役割>

“カワイイ下着を長持ちさせる”
カワイイ下着がおりもので汚れてしまったらショックですよね。おりものシートを着ければ、下着の汚れを気にすることなく過ごせます。おりものによる汚れが気になって、一生懸命洗濯をした結果、下着が傷んだり、色褪せたりというのはよくあること。おりものシートをつけるまで、ブラとショーツのセットを買うときには、ショーツをひとつ多めに買っていたという人もいます。お気に入りの下着を長持ちさせるために、おりものシートを活用してください。


<おりものシートの役割>
“非常時にも役立つ”
水道や電気、ガスなどのインフラがストップしてしまうような災害時には、洗濯ができなくなってしまうこともあります。そんな時、おりものシートは心強い味方になってくれます。毎日下着を取り替えられない非常時でも、おりものシートをつけることで清潔に過ごすことができます。2枚重ねのおりものシートなら、取り替える手間も省けてより効率的。いざというときのために備えおくのはいかがでしょう。


編集後記

私たちサラサーティは35年に渡っておりものと向き合ってきました。おりものの専門家を自負しているため、おりものについての知識を書き始めると、あれも、これもとキリがないくらいに、書きたい!伝えたい!という欲求にかられてしまいました。どこまでお伝えするのがよいか、どうお伝えすると伝わりやすいか。思案しているうちに編集に時間がかかってしまいました。本当はおりもの基礎知識をもっと早くみなさんにお伝えしようと思っていたのですが……欲張りな性格が顔を出してしまったと反省しています。お恥ずかしい限りです。
これからも、おりものについての知識を定期的に、そして、なるべくスピーディーに発信していきますので、ご愛読よろしくお願いします。おりものについて、「こんなことが知りたい!」といったご意見がありましたら、コメント欄にお寄せください。編集部一同、お待ちしております。長文お付き合いくださりありがとうございました。

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