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Faded flowers ver.1.5

E.K.
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ver.1.5 不要な音の削除、音量の適性化を行いました。

父さんと人生を語り
母さんと今を笑い合う
たまには料理でも作りましょう
だんだん友達も増えてきたね

春先の霞んだ桜並木
夏の葉陰から鳥の声
秋の帰り道は寂しいな
冬の夜明け前に抜け出そう

少年は走った 見たかった
景色は未だ胸の中だけに
まだあった 消え去った
過去に色あせた花束のように

目立ちたがりやは寂しがりで
偉ぶっても本当は弱虫で
年寄りも昔は恋をして
ただ年を取ってきたわけじゃなく

歳月で強くなるわけじゃない
若さは甘さとは限らない
金持ちを妬んでも意味はない
人生をさげすんでもしょうがない

少年は走った 見せたかった
景色は未だ胸の中だけに
ただあった 消え去った
過去に色あせた花束のように

母さんが早起きをして作った朝ごはんを食べる
父さんが帰ってきたら家族で暖かな食卓を囲む
その味 そこにある色

年老いたお婆さんが一人
紅く染まった蔦を眺めてる
松風の音で埋まるベランダで
花束を持って走る少年を見る

少年は走った 見せたかった
景色が今は胸の外に
ただ広がった 間に合った
未だ鮮やかな花束のように

少年は走った 見たかった
景色は未だ胸の中だけに
まだあった 消え去った
過去に色あせた花束のように
過去に色あせた花束のように

過去に色あせた花束のように

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