薬膳日記12病因 六気 六淫
薬膳やれって言うからやってみたが
ぜんぜん良くなってないじゃないかと思う人もいるかもしれない。 そう考えた時に 正しく書かないといけないな大切な事もあるなと思いました。ということで
病因と治法をやりたい。
今回はちょっと怖いと思うかもしれませんが、まず 病因をしないと治法に行けないのでございます。
まず 六淫 次 外因 次 治法 とやります。
この前お話した六淫と七情の乱れによる病気とかの原因から未病とか病気になります。
「風」「寒」「暑」「湿」「燥」「火(熱)」の変化を
六気といいます。(気候 気温 湿度とかそういう感じ)
季節や地域差によってさまざま変化します。
それらが身体に侵入してきて健康に影響を与えると
風邪 寒邪 暑邪 湿邪 燥邪 火(熱)邪の六淫になります。
では、ちょっとじっくり書いてみます。
風邪 (ふうじゃと読みます)
病気の変化や進行が早い
汗が出やすくなるので毛穴から邪気が入りやすい
頭や鼻 喉 腹部などに症状が出やすい
痛みをおこし痛む場所があちこち移動する
他の邪気を先導する
寒邪(かんじゃ)
身体が冷え悪寒がする 寒さを嫌う
身体が硬くこわばる
顔色や患部が蒼白になりひどい時は
皮膚が青みがかっているように見える
痛みをおこし 痛む場所は一定部分に
固定しており 冷えると悪化する
気血の巡りが悪くなり冷えによる瘀血になりやすい
暑邪(しょじゃ)
夏に特徴的な邪気で暑熱ともいいます。
高熱 ほてり 口の渇き 胸苦しいイライラする
毛穴が開き 汗が大量に出る
気 津液を消耗する
湿邪と結びつきやすい
湿邪(しつじゃ)
下半身に症状が出やすい
体内に定着しやすい
軟便や湿ったおりものなど粘り気の多い
排泄物が出る
消化吸収機能を妨げやすい
気の巡りを妨げる
燥邪(そうじゃ)
皮膚がかさかさになる
便が乾燥してコロコロして出にくくなる
口の中やのどや肺 鼻の粘膜が渇く
空咳が出る
量が少なくからんで出にくい痰がたまる
温めると悪化する
火 (熱)邪(かじゃ ねつじゃともよぶ)
高熱 熱っぽさ ほてり、顔が赤くなる
尿が濃い黄色になる
温めると症状が悪化する
上半身特に頭部と顔面部に症状が出る
(目の充血 口内炎など)
大量の汗をかき 気と津液を損傷する
発疹や吹き出物 出血がみられる
ひどい時
イライラ 不眠 意識不明などがみられる
全身硬直 けいれん ひきつけ
という感じで これらが入ってくると
病気になりやすいので
こうなった時には基本的にひどければお薬も必要になる事もありますが
薬膳でも対処したいものです。
食べ物とかの相乗効果で良くなるのではないかな?と思っています。
もちろんあくまでも薬膳の役割というのは日頃から病気や未病にならないための手段です。元気な時は気分で「この時期去年はこうだったからこれを食べておこうかな」とかでよい。
ただし症状がかなり出てしまった時には漢方や病院でいただいたお薬のほかに手助けになる薬膳を。
お薬もらって飲んでるからインスタントで、ファストフードで、おやつでOKなんてのは治したいと思えませんよね。
勉強していてよかったなぁと思う回だったなと思います。
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