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名古屋シネマテーク閉館の取材①

名古屋シネマテーク閉館が正式に発表されたのが、5月11日。ちょうどシネマテークではゴダール追悼上映が開催されていて、その2日前にも「ゴダールの探偵」を観ていた。映画を観終わって、カウンターでシャンタル・アケルマンの前売りを発見。目の前にいた支配人に、「あれ、またアケルマンやるんですか?」「この前組めなかった作品を加え6月に特集をやります。」と教えてもらい前売りを買ったばかりだったから余計に驚いた。
5月11日は、スコリモフスキの新作をミリオン座で観終わって、階段を降りながらスマホに電源を入れるとTwitterに流れてきたニュースの2文字「閉館」に衝撃を受けた。
動悸がして脚も震え始める始末。落ち着くまで併設のカフェスペースで座ることに。知人や友人とメッセージのやり取りして帰路に着いた。

それから一週間後の5月18日にシネマテークでソクーロフの新作を観終えてロビーに出ると、スタッフの方に呼ばれた。シネマテーク閉館の取材が来て、お客さんを取材したいという。条件は若い人(若くないけれど…)が希望で、私が観てきた映画を覚えてくださっているスタッフさん曰く、シネマテークの本質と合ってるし、コロナ禍も通ってくれてたしと。取材の返事はあまり時間がないらしく、もし私が興味無ければ断ってくれても良いからとNHKの記者の名刺を渡された。2本目のゴダールの「パッション」を観て、もらった名刺にすぐ電話した。
続きは更新。

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