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2/5 映画『イニシェリン島の精霊』アフタートーク「ファッションから見る『イニシェリン島の精霊』 ~アイルランドの服飾文化について~」 開催決定!

映画『イニシェリン島の精霊』

現在、賞レースをにぎわせている、『イニシェリン島の精霊』。
先日も、第80回ゴールデングローブ賞で、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)コリン・ファレル、脚本賞マーティン・マクドナーの最多3部門で受賞を果たされました。

本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだった友人コルムに突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた…。

映画『イニシェリン島の精霊』公式HPより引用

2/5(日)『イニシェリン島の精霊』アフタートーク開催決定!

静岡シネ・ギャラリーでは、1/27(金)から公開されますが、2023/2/5(日)に、静岡市にありますジャックノザワヤ店主、野沢弥一郎さんをお迎えし、「ファッションから見る『イニシェリン島の精霊』~アイルランドの服飾文化について~」と題しまして、無料のアフタートークを開催いたします。もちろんアフタートークのみの開催も可能です。

皆さまは、「アランセーター」を御存知ですか?
アランセーターとは、アイルランドに伝わるとても重厚な縄編みなどの柄が入ったセーターです。

「アランセーター」ジャックノザワヤHPより引用

その発祥は、アイルランド西岸のアラン諸島で女性たちによって編まれたものだそうです。「フィッシャーマンセーター」とも呼ばれているセーターです。

今回ご登壇いただく、ジャックノザワヤ店主、野沢弥一郎さんは、アイルランドに伝わるアランセーターなどのアイルランドの服飾文化について長年研究されており、今回、野沢さんは映画『イニシェリン島の精霊』のコメントチラシ、雑誌「装苑」(2023/1/28発売)などでこれらの服飾文化について映画に絡めて寄稿されています。

映画『イニシェリン島の精霊』は、1923年を舞台にし、アランセーターが作られ始める少し前になり、アランセーターの黎明期と呼ばれる時代です。映画に登場する衣装たちは、史実に沿ったものになっているそうです。
今回のアフタートークでは、映画に登場するファッションからアイルランドの服飾文化についてお話しいただきます。
アランセーターとは何? 映画に登場する当時の人たちはどんなものを着ていて、どんな文化を生み出していたのか? などなど、『イニシェリン島の精霊』の舞台となったアイルランドについてご興味ある方は是非ご参加ください!

アランセーターの詳しいことは、ジャックノザワヤHP(https://www.savilerowclub.com/clipboard/aransweater)にとても詳しく掲載されているのでご覧になってみてください。


映画『イニシェリン島の精霊』アフタートーク概要

「ファッションから見る『イニシェリン島の精霊』 ~アイルランドの服飾文化について~」


日程:2023/2/5(日)
昼の回上映後、引き続き16:30頃から1階大ホールにてアフタートーク開催
※映画の上映時刻により、アフタートーク開催の時間が前後する可能性があります。1/30に正式に発表いたしますので、再度シネ・ギャラリー公式HP(http://www.cine-gallery.jp/)、SNSなどでご確認をお願いします。

時間:45分程度

ゲスト:野沢弥一郎氏
(ジャックノザワヤ店主/「アイルランド/アランセーターの伝説」著者)

参加者料金:無料(映画をご鑑賞される方は、別途映画料が必要)
アフタートークのみご参加希望の方は、アフタートークの開催時間までにサールナートホール1階大ホール前にお集まりください。
(アフタートークのみご参加の方は、満席の場合は入場をお断りすることもございます。ご了承の上ご来館ください)

詳細は以下HPをご覧下さい。


スタッフ小話「アランセーターに愛をこめて」

(以下、スタッフげの小話となります。映画『イニシェリン島の精霊』の情報ではなく(もちろんまだ未見!早く観たい!楽しみ)アランセーターについての個人的な感想などがあります。)

ジャックノザワヤさんは、以前の店舗(現在は静岡市の紺屋町、PARCOすぐ傍に移転)の際にシネ・ギャラリーのリーフレットやポスターを置いてくださっていました。
そのときにHPを拝見していて、いつかアランセーターほしいなあ~なんて思っていたのですが、移転するとお聞きしたときに一念発起!(気軽に買えるお値段ではない。。)して、野沢さんにアランセーターを買いたいと打ち明けました。
それなら一旦お店に来てください、と言われ、ドキドキしながらお伺いし、初めて本物のアランセーターを見ましたが、全然違う。。

再び登場!
「アランセーター」ジャックノザワヤHPより引用

私が普段着ているプチプラのセーターと全然違う。。実際に見ると全く違う。。
これは写真では伝わりにくいかもしれませんが、編みが本当にすごい(アランセーターは手編みです)。
これどうやって編んでるの!?(私はかぎ編みならできます^^ 2本で編むのは無理。編める方は本当に尊敬します)という感動。デザインがめちゃくちゃ複雑。何種類の編み方をこのセーター一枚に注ぎ込んでいるのかという驚嘆(自分が編み物の挫折経験ありなので、編むのが本当に大変なことを理解しているので)。
目の前の一着のセーターに圧倒され、荘厳さまで感じ、とにかく感動、感動、感動。。……「買います!(さよなら私の諭吉たち!)」
ーーそして私はアランセーターをゲットしました。
そのときに、野沢さんからアランセーターの歴史や、このセーターを編んでくれた人のことを聞き、そこでも感動。
アイルランドのおかあさんん(もしかして、おばあちゃんん)こんな素敵なセーターを編んでくれてありがとうううう。という感謝の気持ちはあれから5年近く経った今も持っています。
そして今、こうやって『イニシェリン島の精霊』にて、野沢さんと一緒にイベントをやることになるなんて、そのときの私は思ってもみなかったです。(ほんとびっくり)

ゲットしたアランセーターはどうなったかというと、もちろん今でも大事に持ってます。諭吉数人円したので気軽には着れません(貧乏性)が、眺めているだけでハッピーな気持ちになれますし、たまに着て外に出ると素敵に着飾っている特別な気分になれます。(アランセーターを持っている人は、他の人がアランセーターを着ているとわかると思われます。それくらい編みがすごいので)しかも触っていると掌がしっとりするので(羊の毛の油?なのかな。あたたかい…)、手やお肌が荒れる冬にはもってこい(?)です。
今度は○歳記念としてアランセーターのベストがほしいなあと思って諭吉を集めて貯金している最中です。

こんな風に、すっかりアランセーターに虜の私ですが、もちろん皆様にもおすすめしたいです。

2/5(日)に開催する「ファッションから見る『イニシェリン島の精霊』 ~アイルランドの服飾文化について~」のアフタートークでは、アランセーターを初め、アイルランドの服飾文化について野沢さんにじっくりお話ししてもらいます。

実際にアランセーターを手に入れたい方は、ジャックノザワヤさんのHPで通信販売も行っています。アランセーターは通販もできるそうですが、実際に来店してサイズなどを絶対野沢さんに見てもらってから買ったほうがいいです。(私は自分が思っていたサイズとちょっと違いましたし、実際に拝見して自分に当ててみたら、欲しかった色ではなくて別の色がしっくりきて購入しました。先にHPから来店予約が必要なのでご注意ください)
静岡県の方は、静岡市の紺屋町なので静岡駅から徒歩5分か10分ほどでジャックノザワヤの店舗までいけます。
県外の方でも静岡駅からすぐですし、一緒にシネ・ギャラリーに寄っていただいて(ノザワヤさんからも静岡駅からもすぐ近く!)、『イニシェリン島の精霊』をご覧いただいて、ついでに青葉のおでん横丁に行ったり、「どうする家康」の駿府城に行ったり、久能山とか静岡浅間神社などに行ったりしてくれれば、とても素敵な静岡観光を楽しむことができますよ^^
まずはジャックノザワヤさんのHPをどうぞ!

↑ついでに静岡観光の情報も!


それでは、小話と書きましたがいつの間にか長くなってしまって失礼しました。

2/5(日)に、「ファッションから見る『イニシェリン島の精霊』 ~アイルランドの服飾文化について~」と題しまして、映画『イニシェリン島の精霊』のアフタートークを開催いたしますので、是非ご参加ください!

それでは、寒い日が続きますので、ご自愛ください。
(げ)