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リピートはだれのため?~私たちはなぜ簡単に自分目線になるのか~


こんにちは、ごとうです。

先日、サロン向けの広告でこんな文章を見ました。

「リピートしてもらわなければ、あなたの技術をわかってもらえない」

皆さんはこの文章を読んでどう感じるでしょうか。なるほど。そうかもしれない。そうだよね。そう感じる人もいるでしょう。

しかし、私は違和感を覚えました。そしてショックを受けました。このことに関して声を大にして言いたい!お客様のリピートとは私たちのために行うものではなく、お客様のために行うものです。

お客様のリピート≠サロンのため   お客様のリピート=お客様のため

「あなたのサロンはなぜ予約がうまらないのか」の電子書籍にも書いていますが、リピートしてもらうのが苦手というかたは、もしかしたら、この部分が自分目線になっている場合が多いかもしれません。

お客様は本来、あなたの技術を受けに来ているのではありません。表面的な行動は技術を受けに来ているのですが、その先のお客様自身の身体やお肌の悩みを解決するために来ているのです

そう考えた時、先ほどの言葉に違和感を覚えるのではないでしょうか。では、私たちセラピストは、そしてセラピストに向けて情報発信している人が、なぜ「自分目線」になってしまうのでしょうか。

今回は「私たちはなぜ簡単に自分目線になるのか」について書いていきたいと思います。この目線が変わらないとお客様は居心地が悪くなります。

個人サロンは「人対人」の空間です。居心地の悪い場所はすぐにでも離れたくなるのが人の心理です。そんな環境を作らないように、自分目線の方向を変えていきお互いが喜んでリピートできる環境に今すぐ整えていきましょう。


なぜ簡単に自分目線になるのか

それはとてもシンプルです。
潜在的に
「売上のことばかり考えている」=「お客さんのことを考えていない」
から。Twitterであるツイートをみました。

「従業員全員PCR検査やります。でも、自分はもし陽性になったら店閉めないといけないので検査しません」・・・ずっと店長さんのことを信用して通っていた何年も。引っ越して遠くなっても通っていたサロンだったけど、この一言で在り方が見えてしまってもう行くのやめよ。と思ってしまった。

これはツイートした方にとって(お客様)とても悲しい出来事になるのです。お客様は私たちのことを信用して通ってくださっているのです。それなのに、私たちがお客様に向き合っていなかったら「簡単に自分目線」になってしまうのです。


自分目線でいるとどうなるのか

「人は簡単に自分目線になる」のです。

わたしもそうです。だから、意識してお客様に向き合わないと、先ほどのツイートのような思考になってしまいます。

こちらが自分目線の思考だとお客様は「違和感」を覚えます。違和感のある場所には長くいたくないですよね。そして二度と行こうとは思いません。せっかく、来てくださったお客様を残念な思い、また不快な想いにさせてしまっているからです。こういう、思考を続けてしまうと自分で自分の首を絞めている状態になり、新規獲得ばかりに気を取られていくのです。

そんな思考の状態で新規集客を提案すると

「リピートしてもらわなければ、あなたの技術をわかってもらえない」

という発想になってしまいます・・・。


お客様目線になるには

これもシンプルで「常にお客様のことを考えること」です。

今日来た人は、どんな生活を送っているのか、その中でどんな悩みがあってどうなりたいのか。何が好きで何が嫌いか。どんな環境にいてどんな思考なのか。こうやって、目の前のお客様をどれだけ好きになるか、どれだけ知れるかがカギとなってきます。

noteの「継続できるサロンは5%。の中身」の記事でもかいてありますが、お互いが快適な空間にいるには接客術が大事になり、

中でも「カウンセリング力」「コミュニケーション力」「傾聴力」「洞察力」が必要になります。

その中で、お客様にとって必要なリピートのお話をしていきましょう。リピートは私たちの技術を知ってもらうためではありません。お客様のための提案なのです。そこを間違えないように快適なサロン運営を応援しています。

↓LINEで先行配信したときに、気づきがあったと反応をいただい記事です↓


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いつも読んでいただきありがとうございます。 お客様に喜ばれるサロンへ。セラピストが心から幸せだと思う仕事を。サロンが右肩上がりになるように、これからも発信を続けてまいります^^