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Another Story: Chaos we saw

再開早々別エピソードだって。
時系列だからshit happens in life, right?

Activity week (修学旅行みたいなもの)が迫る11月20日 日曜日、私とEくんは繁華街にデートに行ってた。
もしかしたらMSNで話してたようにIちゃんと一瞬だけ会ったのかもしれない。

夜にはEくんの叔父さんが日本から来るからってことで早めに解散しなきゃいけなかった。
Eくんは解散するのを惜しんで、「Sarryちゃん一緒に空港行く?☺️って嘘嘘」って言ってたのだけ覚えてる。
えぇーって戸惑ってしまった自分がいた。

とにかく。

Iちゃんは他校に通う同郷の子と私たちもいた街で遊んでいて、10代〜20代が多く集まるショッピングセンター?にその時居たらしい。
ファストフード店だとかプリクラとかが並ぶフロアでしゃべってたんだろう。

ふと、先にスターフィッシュ君が歩いてるのをIちゃんが見つけた。
後ろ姿だったと言ってたような気がする。

しゅっとしていて、ピンクのポロシャツを着ていて、金髪の襟足の長い髪で。

服までは知らないけど私の中で印象的なスターフィッシュくんはいつもくすんだピンクのポロシャツを着ていた。
そうだ。彼はピンクが好きって言ってた気がする
((あれ…待ってもしかしたらEくんとおそろいの服だったりする?))

・・・また話が脱線しちゃう。

スターフィッシュくんは気怠そうに歩いてたんだろうな。特徴的なあの歩き方。

そして、隣にスターフィッシュくんと同学年の台湾人の女の子Kiiちゃんがいた。

!!!!???????

スターフィッシュくんはIちゃんに、この日はサッカー部の練習が今いる場所とは全く違うところであるから忙しいから会えないってデートを断ってた。
なのに、ここにいる。しかも、他の女の子と。

おそらく「女の勘」ってやつでIちゃんは常々Kiiちゃんを疑っていた。
Kiiちゃんのことをスターフィッシュは可愛いとも言っていたから余計に。

友達ともいたことでIちゃんは並んで歩くスターフィッシュくんとKiiちゃんに詰め寄った。
WHAT ARE YOU GUYS DOING?!

私だったら見て見ぬふりをして1人モヤモヤしてただろうなと思うから、感情に任せて詰め寄ったIちゃんはすごいなと思う

スターフィッシュくんは「偶然Kiiとここで会った。だから映画観よって話になったから」とさらっと答えたらしい。
自分の誘いを断ったくせに他の女の子と映画を観たんだ…当然、Iちゃんはショックを受ける。

たぶんこの一連の流れをSMSで私は当時連絡を受けていた。
その場にいなかったはずなのに、なぜか一部始終をまるでそこにいたかのように想像ができる。

Iちゃんはその日の夜、MSNで「明日スターフィッシュと放課後話をする」といった。

Eくんから、ずっとスターフィッシュくんはとっくのとうにIちゃんへの気持ちはなくてむしろ好きだった時は一瞬だけだったと聞いてた私は、Iちゃんにそのことを黙って2人のことを「応援」してたことに罪悪感を覚えた。
自分はEくんに愛されてることを知りながら。

Eくんはそんな私をずっと、Sarryちゃんがごめんって思う必要はないよーーーーーと慰めてくれていた。

この日の夜〜学校でIちゃんはスターフィッシュくんたちと同学年のSugarちゃんにもスターフィッシュくんのことについて相談してた。
He changed since he started hanging out with MLB と言ったらしい。
Iちゃんからすると現実逃避でもあったとおもうけど、MLBくんに圧力をかけられて別れる方向に影響されてるんじゃないかと思ってたらしい。この数日前はダブルデートでMLBくんの家に行ってたから。

この日、スターフィッシュくんとつるんでたMLBくん、Marioくん、Eくんでさえも(!)いつ彼らが別れるかというのを賭けてたという酷い話があった。(Eくんはそんなのしてないって言ってたけど)

当初からスターフィッシュくんのモチベーションを知ってたSugarちゃんは、彼女にこれ以上「希望」を持たせないためにもきつい言葉ではあるけどこう伝えた。

No MLB has nothing to do with this! If he’s going to dump you today that means he doesn’t fucking care about the bet, right?!
<MLBはこのことについては何の関係もないよ!スターフィッシュくん、お金賭けてるのに今日振ろうとおもってんならんなこと別に気にしてないってことっしょ?!>

人の気持ちをよく理解できるこそのSugarちゃんらしい発言。
私にはできなかった勇気ある発言。
Iちゃんは最終的に”he (Starfish) was not forced to break up…”と納得していたので効果があったわけである


そして翌日、Iちゃんとスターフィッシュくんはキャンパスのバスケットボールコートで別れ話をする。
私と、たぶんCちゃんも一緒に影でこっそり見守りながら。

2人は最後にハグをして穏やかにお別れした。
ハグで始まってハグで終わったIちゃんとスターフィッシュくんの2ヶ月だけの恋だった。

私とCちゃんは先に定番の近くのマクドナルドに移動してIちゃんが合流してくるのを待った。
どうやって慰めようか模索しながら。
でも現れたIちゃんは意外とさっぱりした表情で。

もう悩まなくてもいい〜!

晴々としてた。
緊張から解放されたIちゃん、Cちゃん、私は、その反動でかめちゃくちゃなテンションになり見るもの全てが面白かった。
スターフィッシュくんの悪口を言ったりして店内に響きわたるくらい思いきり笑った。

Eくんが突然私に電話してきて、何か話してた間もCちゃんは「もしもしー?」という日本語を真似して
Moshi moshii?? E kun? E kun?? AAHAHAHAHAH
と私の電話の後ろでずっと言ってきてた。

もちろん普通のテンションのEくんは、「え?えーw Cさん?w」とこのテンションの私たちに戸惑ってたな 笑

怒りが収まらない別れ話の前夜、Iちゃんはパソコンからオンラインになったり当時彼女が使っていたBlackberryの携帯(スマホの先駆け?)からMSNにあがってきたりしていた。
そのことをEくんに私が伝えた時に(今、Iちゃんたぶん携帯からMSN使ってるよ)Eくんは「すげー時代はすげー」と言ってた。
これから10年もしないうちに携帯からビデオ電話もできるし、普通のE mailもチェックできるし、なんなら写真だってプリクラみたいに編集できるようになるんだよとこの頃の私たちが知ったら一体Eくんはどんな反応をするんだろう。

帰宅したあと、Iちゃんから I feel sad when I’m at home alone. I loved himと言われた。

The reality hits hard. Although she did not have much pleasant memories with him, he was her crush in highschool and he was her first in highschool. 
スターフィッシュくんとIちゃんの関係は「そこまで」じゃなかったと誰が言い切れるだろう。
その時のIちゃんにとって彼は全てだったしそのことについて私がどうこう言える立場ではない。




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