本編入る前にもちょっと補足。帰国子女〜きらきら〜
って言うばかりではもちろんないので。

出身校のインターナショナルスクールは規模がとても小さく、1クラスに10-15人ほどしかいなくて、1学年あって3クラス程度でした。
そしてこれはインターあるあるですがキンディー(幼稚園)、プライマリー(小学校)、ミドルスクール(中学校/Grade6-8)、ハイスクール(高校/Grade9-12)ぜんぶが一貫で私はミドルとハイをエスカレーター式にあがってきました。
なので親の都合で在籍中転勤もろもろがなかった子たちは13歳からの付き合い。もはやファミリー。
大人になって13年目の今でもちょこちょこ連絡取り合う仲です。そしていつも目一杯のハグをくれる子たちばかり。
男女の壁もなく本当に本当に心地よい。

インターは外国人の子がいっぱい集まるから、日本人，韓国人、アメリカ人、イギリス人、ノルウェイ人、ハーフ、いっぱいいっぱいいてその分毎年，毎学期っていうハイスパンでお別れと新しい出会いでいっぱいだった。

私はその中でも珍しい、ミドルからハイスクール卒業まで在籍した1人。
私がインター初日から学校を卒業を共にしたクラスメイトはたったの3人。それくらいのレベルのレアさです。

ただインターのルールとして日本人を始めとした英語が母国語ではない学生はESLという(English for Second Language)英語の基礎から勉強するクラスに分別されます。
なのでネイティブやバイリンガルたちが国語の授業としてEnglishを受けている間ESLの子たちは英文法をやったり、簡単な子供向けの英語の本を読んだりしてネイティブについていけるレベルの英語力を習得していきます。
この授業は当時学年の垣根を超えて合同でやってた気がする。

私が転入したときはGrade(以後G)6のほぼ終わりかけ。SARSがちょうど蔓延していた年で在校生にとっていつもより長い春休みが明けた頃でした。

当然のようにESLに入れられ、当時クラスが小さすぎて10人も満たさないくらいのクラスの中で女の子は自分1人。(後にみんなホリデー先から帰国して3、4人と増えていきましたが)その上12、3歳の思春期真っ只中。Boysから遠巻きでみられるわ　あーanother Japanese girl who won’t know what we are saying的な白い目で見られる。
・・・悔しい。思ってたんと違う。

Englishの授業を除けば全部クラスメイトと一緒に授業を受けてた物のグループワークなどが必要になるとやたらとESLの学生=日本人、思春期ゆえに特に女子は疎まれる存在に。
めちゃくちゃ覚えてるのは、Dramaという演劇の授業があってグループに分かれてテーマに沿った寸劇を発表する際にグループメンバーになかなか選ばれない。私を含む他ジャパニーズガールたち。
泣く泣くわたしたちを拾うしかなかった男子グループ達からMiss, we need more time because we have some language barrier!!!(せんせぇ〜もっと考える時間ちょーだーい、こっちにはコミュニケーション取りにくい子達が多くいまーす)と告げ口される始末。
幼い頃から英会話スクールに通ってたので何を言われてるかは一語一句聞き取れるのに、言い返せないもどかしさ。
・・・悔しい。ESLなんかすぐに卒業してネイティブと同じメインストリームクラスに入ってやる。

そんな思いで齧り付いてた最初の3ヶ月でした。

ESLはESLで日本人、稀にインドネシアやデンマーク人の子達と楽しく授業を受けつつ、脅威の1年というスピードでもう1人別の日本人の女の子と卒業しました(通常は2年とか言われてた)

G8からメインストリームクラスに晴れて入った私ですが、それをきっかけに意地悪な(笑)ボーイズたちが見直してくれたようで一気に男女の仲が縮まった気がします。
当時全盛期だったMSNのアドレスがお互いに知れ渡ったり、携帯番号が広まったり。
誕生日プレゼントをお互いにあげたり、喧嘩をしたり。
授業も休みに入るタイミングも、放課後遊びに行くのも全部一緒。

ここから今思うと、Sarrystopperが開花しはじめます。

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私自身はほんとーに、どこにでもいる、きっとたくさん人がいる中では埋もれてしまうくらいの存在感。
特別可愛いわけでも、ヤジが飛ぶほど醜いわけでも、ずば抜けて背が高いわけでも、低いわけでも細くも太くもない、ただただ平均値。

なのにあの小さな環境だったからこそ、（ほぼ）みんなが私と言う存在を知っていたし、誰がだれを好きで誰と誰が付き合ってるかなんかも知ってた。

今まではあまり考えることはなかったけどこうやって書き始めるとミドル時代も思い返すとたくさんのことがあったなあ。

改めて考えると、とても長い青春。

どこから書いていけばいいだろう…とりあえず、時系列が一番やりやすいかな。そうなるとミドルから一緒にいたあの人の話からだな.…