『持たざる者の逆襲〜まだ何者でもない君へ〜』溝口勇児社長室が見た執筆の裏側と思いの丈
毎日、教科書を詰め込んだリュックサックを背負って、教室で7時間勉強して、部活に顔を出して、風呂に入って、寝る。そんなことを繰り返す高校生活だった。 大学も、講義を受けて、サークルに行って、夜定期的に飲み会をして、寝る。そんな普通の大学生活をして4年間が過ぎると思っていた。
でも、溝口さんと出会って僕の毎日は段違いに濃くなった。格闘技、ファンコミュニティ、メタバース、フェス、溝口さんは自身のテーマでもある、21世紀の課題「孤独・退屈・不安」の解決につながる挑戦であれば、リスクをとって会社として取り組む決断と実行をしてきた。
その度に、社長室の僕にも仕事がドサッと増えるのだけど、同じことを繰り返し続ける平凡な日々は終わりを告げ、チャレンジングな時間が始まる。 仕事を通じて出会う人も、その道で活躍する人が多く、自分もこんな50代・60代になりたいとロールモデルになるようなカッコ良い大人にも出会えた。若い時から志をもって努力を重ねてきた人と出会い、持つことすら恥ずかしいと思っていた、夢や目標も自ずと考えるようになった。
そんな刺激的な日々の中で、ある日「箕輪厚介」と書かれた予定がGoogleカレンダーに入っていた。前田裕二さんの『メモの魔力』やガーシーの『死なばもろとも』を出した名編集者だけど、ついに、溝口勇児に白羽の矢が立ったのだと思った。実際に本の出版の話が進む。
最初は、溝口さんの忙しさを踏まえつつ、プロのライターの方が叩き台を作って、本人が少し訂正をして本を作る話もあった。 ただ、溝口さん自身が、本は多くの人が参考にするものだから、心から大切だと思えることを自分の言葉で書きたいと、ご自身のリソースや関係者のことも考えた上で、原稿の〆切まで残り1ヶ月半に迫る中、ほぼ全ての完成していた原稿を白紙にして、本のコンセプトから章立て、中の項目に至るまで全てを変更する決断をされた。 僕も箕輪さんから「ミゾやミゾをよく知っている人が作った方が良い本になる！」という言葉をかけてもらい、編集協力の立場で、これまで以上に内容を深く考えることになった。
本のコンセプトを整理した時に、本の方向性を僕と同じような世代の若者やBreakingDownに出場するような今燻っている人達中心に送る、人生で自由を掴むための指南書にしようと改めて決まったので、普段から仕事を通じて、溝口さんに教わっていることと、本の中身が重なる形になった。 僕自身も、先に触れた通り、溝口さんの側で働いて成長できている実感があったし、全員に溝口さんがアドバイスできない分、言葉をかけてもらった一人として、会社全体ひいては、僕と同じ世代全体にそれを伝播させないといけないという何となくの使命感もあったので、その仕事は、他の社員やプロのライターにもできない、自分にしかできない仕事なのではと思って取り組んだ。
ただ、時間がなさ過ぎたので、毎晩会社に泊まって溝口さんと本を作ったし、僕のチームのメンバーにも一緒に朝まで作業してもらったので、申し訳なさと大変さが入り混じったハードな作業になった。
結局、力不足もあり、発売日自体は1ヶ月伸びてしまったけど、今日からいよいよ溝口さん中心にみんなで作った『持たざる者の逆襲〜まだ何者でもない君へ〜』が書店に並びます。
自分が関わったからという愛着もありつつ、それよりむしろ、自分が溝口さんの側で仕事をしているからこそ、溝口さんが本音で思う、仕事やキャリアを決めていく上で大切な内容が詰まっていると思うので、多くの人に届けばと思います。 特に僕と同じ世代のみんなや後輩には一度手に取って欲しいし、色々な経験を積まれてきた先輩方には、若者に普段、中々話しづらい人生の考え方、捉え方を伝える1つのツールとして本を送っていただけたら嬉しいです。エピソードが沢山盛り込まれていて読みやすい一冊になっています。
オンラインで読む方、注文される方も多いと思うので、Amazonリンクも添付します。お陰様で、予約開始時はAmazon総合書店ランキングで1位にもなったので、心血が注がれたこの1冊が、引き続き、多くの人に届けば望外の喜びです
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