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《君たちはどう生きるか》後日詳細感想書き用取り出しメモ


本日TOHOシネマ日本橋にて初鑑賞。
よかったす。宮崎監督ありがとう……
“説明しきらない” 感じもすごく好きでした……《千と千尋の神隠し》の水面電車のあたりがずっと続いてる雰囲気で……。

泣いたポイント

◆主人公・眞人の造形
・行動力があり頭が回り度胸があり優しさを持ち合わす、“次期国王” にふさわしい少年の王道主人公像と、それゆえの孤独と寂しさ
・『下の世界』での行動原理が “すべて他者のため” である強さと悲しさ

◆作品の【児童文学性】(家族/大人 の描き方)
・かつて或る時・或る場所で、通り過ぎた(=往きて帰りし)世界という【児童文学】の大王道
・息子への愛情はあるが息子を理解はしていない優秀な父と、父への理解はあるが自分は理解されていないことを分かっている優秀な息子
・物語を通じて「父の好きな人」から「(僕の)お母さん」になることができた一人の女性の苦悩と救済(しかしその「大人の悩み」を前面で描くことはしない監督の【児童文学性】)
・どんなに価値のある業績でも子どもの意志と未来を捻じ伏せてまで無理に継がせることはしない大おじの人間性(その姿をちゃんと描くことの監督の【児童文学性】)

◆世界観
・《死の島》
・海洋国家イギリスの陰りが見えた時代の空
・狂暴で貪欲で短絡的で愚かなインコたちに感じる「人間」み、風刺と憐憫愛(cf.『ナウシカ』蟲使い)


……といったところでしょうか。
細かく書けるのがいつになるか分かりませんけども。
今月中くらいに全部書けたらいいですね……。

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